管首相が中部電力に対して、浜岡原発を停止するよう要請した
ことをニュースで知りました。
浜岡原発から遠く無い伊豆半島に住んでいる者としては、以前
から原発のことを心配していましたし、現実的に可能であれば
停止するべきだと考えていました。
ただ、今回の首相による突然の「要請」には問題があると思い
ます。法的根拠に基づいて手続きを経た上での「命令」であれ
ば首相の権限で実行すれば良いのでしょうが、今回は何のルー
ルも無い言わば思いつきによる要請です。
民間事業者の施設である原発をルールも無しに首相の要請で停
止するというのは、民主主義、法治国家として問題があるよう
に思います。
今年中に世界の人口が70億人を突破し2025年には80億人に達
するそうです。人口増加のほとんどは発展途上国で起きる現象
です。今後、途上国でも電気が使えるようになれば、世界のエネ
ルギー需要は急速に増えて行きます。
また、最近、北極評議会が今世紀末には海面が1.6メートル上昇
するという予測を発表しました。これはIPCCの予測を大きく上回っ
ています。
温暖化対策と急増するエネルギー供給を原発無しで達成するの
は至難の業だと言わざるを得ません。
ドイツでは原発を止めたことにより、電気を外国から輸入する
事態となっています。また、ドイツは現在まで着実に風力発電
と太陽光発電を導入してきました。首相が唐突に原発停止を要
請した日本とはエネルギー政策が大きく異なっています。
自分は古い原発と地震の危険の高い原発は順次停止して、最新
の知見で設計されている原発を新設するのが合理的だと思います。
ただ、現在の世論を考えると原発の新設はかなり難しいでしょう。
浜岡原発は停止すべき優先度の高い原発だと思います。ただ、そ
れは首相の思い付きでするべきものでは無く、エネルギー政策
全体を考える中で論理的に行われるべきではないでしょうか。
原発も駄目、風力発電も駄目、でも電気は今までどおり使いたい。
というのは、今後、世界的には許されない政策となるでしょう。
ことをニュースで知りました。
浜岡原発から遠く無い伊豆半島に住んでいる者としては、以前
から原発のことを心配していましたし、現実的に可能であれば
停止するべきだと考えていました。
ただ、今回の首相による突然の「要請」には問題があると思い
ます。法的根拠に基づいて手続きを経た上での「命令」であれ
ば首相の権限で実行すれば良いのでしょうが、今回は何のルー
ルも無い言わば思いつきによる要請です。
民間事業者の施設である原発をルールも無しに首相の要請で停
止するというのは、民主主義、法治国家として問題があるよう
に思います。
今年中に世界の人口が70億人を突破し2025年には80億人に達
するそうです。人口増加のほとんどは発展途上国で起きる現象
です。今後、途上国でも電気が使えるようになれば、世界のエネ
ルギー需要は急速に増えて行きます。
また、最近、北極評議会が今世紀末には海面が1.6メートル上昇
するという予測を発表しました。これはIPCCの予測を大きく上回っ
ています。
温暖化対策と急増するエネルギー供給を原発無しで達成するの
は至難の業だと言わざるを得ません。
ドイツでは原発を止めたことにより、電気を外国から輸入する
事態となっています。また、ドイツは現在まで着実に風力発電
と太陽光発電を導入してきました。首相が唐突に原発停止を要
請した日本とはエネルギー政策が大きく異なっています。
自分は古い原発と地震の危険の高い原発は順次停止して、最新
の知見で設計されている原発を新設するのが合理的だと思います。
ただ、現在の世論を考えると原発の新設はかなり難しいでしょう。
浜岡原発は停止すべき優先度の高い原発だと思います。ただ、そ
れは首相の思い付きでするべきものでは無く、エネルギー政策
全体を考える中で論理的に行われるべきではないでしょうか。
原発も駄目、風力発電も駄目、でも電気は今までどおり使いたい。
というのは、今後、世界的には許されない政策となるでしょう。
突発的な中電に対する政府の「要請」。浜岡原発は、以前から東海地震や活断層に対する問題からいろいろ言われてきたものは皆さんもご承知のはずです。それを今更何を言っているのやら、静岡県や地元の御前崎市には事前の連絡もなしにこのようなことをするのは地元を混乱に貶めるだけでなく(ここは強く言いたい!御前崎市のバランスシートや雇用などの地元経済に対する影響は計り知れないものであると思います)、東海地域の電力供給・需要バランスに混乱を招きかねないものであると思います。中電が約30万KW近くを東電に供給している状況、中電の電力供給元の割合が火力発電に約7割(ほかの電力会社よりよりちょっと多いはずだと思います)である状況などを考慮すれば、この「要請」は唐突過ぎます。
また、この要請による経済への影響、例えば福島第一原発事象(敢えてこう言います)による東電の資金家等の株価の影響や株価操作を、今度は中電に影響があることことは必定ですし、そのようなことをさせてはいけません(一応言っておきますが、小生は中電の株は持っておりません、あしからず…)。
中電の地震・津波の応急対策にもいろいろ問題はあると思います。それについて逆に政府等がいろいろ提言なり対応策について提示し、中電がそれを踏まえて応急対策を実施すべきです。その上で今後の浜岡原発のあり方を中長期的に考えるべきです。
今回の件で「ニッポン」のエネルギー政策をきちんと根本から見つめなおす必要があると思います。
ニッポンにはこれといった資源はありませんが、それに対する考えや科学技術という「人材」は諸外国よりあると私は確信しています。
「かんなおと」というニッポンを束ねる「人材」に。
明日、いや今まさに起こるかもしれない東海地震における浜岡原発のリスクと、「かんなおと」という人材が国民に向け発表した中電に要請したことによるリスクをどのように位置付け、そして考えるのか。
そして一つ気がついたことがありました。
一文字の濁点があるのとないのではまったく異なった言葉があることを…
「ジンザイ」と「ジンサイ」。
静岡県民であればほとんどの人が浜岡
原発に不安を持っていますし、実際に
次の東海地震はメガ東海地震になる可
能性が指摘されているので、他の原発
より危険性は高いと思います。
ただ、今回の首相の要請は法的な根拠
のない思いつきで、これがまかり通る
なら何でもありですね。
自分は浜岡原発は停止するべきだと思っ
ているのです。ただそのためには、たけ
さんも言うようにエネルギー政策全体を
考え直す必要がありますし、首相の権限
で原発を止められるように法整備をする
べきでしょう。
原発が停止することにより年間2,500億円
のコスト増が中電に重くのしかかります。
これは電気料金に転嫁せざるを得ないのでは
ないでしょうか。
日本は政治家に「ジンザイ」が無くて「ジ
ンサイ」が広がっていますね。
浜岡原発に対する静岡県民の皆さんの気持ちは師匠のご意見などからもよくわかります。
しかし、現実に浜岡に5基の原発(廃炉も含めてですが)がある以上、それをどのようにするのかこれは真っ先に5基がある「御前崎市」という一つの自治体と住民の生活と安全を重視した上で今後どうあるべきかを検証し判断すべきであると基礎自治体の職員として思います。静岡県知事は今回の要請に対し賛意の表明をしていますが、今後の御前崎市はどうするのか、それを踏まえての賛意なのか、これは静岡県民全体がしっかりと考えなければならないことだと思います(これは申し訳ありませんが、皆さんにはつらく、厳しいものであると想います)。
今までのエネルギー政策は良くも悪くも自民党政権下での流れです。
原子力発電推進の方向を示したのもオイルショックをはじめたとしたいろいろな経済状況下における自民党政権の方針であったと考えます。当時は中選挙区制度での政治でした。ですから政策に対しても「イエス」・「ノー」の中で議員が選ばれ進めてきました。それが良かったかどうかは後世が判断することとなるでしょう。
しかし、今は51対49での51を掲げた政策が選ばれるシステムです。
今の「ジンサイ」、間違えました「ジンザイ」を生み出したのは我々国民なのです。
今までの歴史も踏まえ、国民一人一人が「一票の重み」を踏まえ、責任を持たなくてはありません。「ジンサイ」の「かんなおと」を責めるより、それを良した方向に向かわせた国民がまず責任を考えなければなりません。(だからといって「かんなおと」、あなたは「ジンザイ」ではなく、「ジンサイ」です。それを踏まえて今からでも「ジンザイ」になってください。)
しかし、今後のエネルギー政策をどのようにするのかしっかりとした議論が必要です。
「ニッポン」のこれから…
今回の大震災で国民である私達は(敢えてこのような状況下で被災されている方々も含めてですが)「ニッポン」のあり方を考え、それを世界は注視しています。エネルギー政策も含め、すべての「ニッポンのあり方」をここで真摯に受け止め、真摯に考えなければなりません。
これは被災されている方々も含めてみんなが、「これからのニッポン」を考え、示すことが、不幸にもお亡くなりなられた方々への供養そして次世代のニッポン人へのメッセージであると考えます。
浜岡原発のことについては、国民皆が真摯に向き合うこと、そして他の原発やエネルギー政策についても真摯に向き合うことが必要です。
病院での事務職時代にある医師からこのようなことを教えてもらいました。
「医師は『患者の病気を診る』のではなく、『真摯に個々の患者そのものを診る』ことである。」
ニッポン人もまさに真摯にその真髄を『診る・向き合う』ときなのかもしれません。
それが、今、このときを生きているニッポン人に与えられた使命であり試練なのかもしれません。
必要悪、専門家の説明を聞いて安全だと
確信した」と言っていました。
ちなみに風車が大嫌いで伊豆の風車に
ついて考える有識者会議なるものを立ち
あげました。
現在まで原発建設を容認してきたのは
結局は私達国民です。原発に不安を感じて
も本気で反対派してこなかったわけです。
立地に関する交付金を批判する人もいます
が、これらもすべて法律に基づき交付され
ているわけですから、今まで協力して来た
地元自治体としたら国から何の相談もなく
突然行われた停止要請はある種の裏切りだ
と感じるのではないでしょうか。
浜岡原発を止めても中電の電力供給に不安
は無いといっている国会議員もいるようで
すが、そんなに簡単な話ではありません。
天然ガスは長期購入契約が基本なので、簡単
に購入量を増やすことは難しいようですし、
老朽化している火力発電所の稼働では大量の
二酸化炭素を排出します。
電力の供給は素人が考えているほど簡単なも
のではなく、一時的な供給不足が大規模停電
を引き起こします。一度、停電が起こると復
旧は簡単ではありません。突発的な停電が
起きると死者が出ることも考えられます。
私たちは電気の使い方も合わせて今後のエ
ネルギー政策をどうするのか考える岐路に
立っているのだと思います。震災にあわれた
方にとっては不幸なことですが、真剣に議論
する良いきっかけだと思います。