My Home Town(旧風力発電と子育て日記)

観光と風力発電と子育ての日記です。

当日記の内容については風車ファン以外の無断での転載転用を固くお断りします。

電気は足りているのか

2011-07-18 20:40:24 | 独り言
電気が足りてるじゃねーか!と怒っている人がツイッ
ターのTL上にけっこういます。
法律で大口需要家に使用電力量を制限し、熱中症にな
るまでエアコンを我慢して電力需要を抑制している結
果だということをお忘れなく。

また、原発全部止めても電気は足りるという人もいま
す。設備容量だけを積算して足りると言っているよう
ですが、これはわざとですかね。

渇水の時は水力発電は発電できなくなるし、ガス火力
の効率も落ちます。もちろんどんな発電設備でも点検
や故障で停止することがあります。

すべての電力会社がまったく同じ比率で発電方法を使っ
ているわけでもありません。

原発推進でも反対でも個人の自由ですが、自分の意見
を肯定するような都合の良いデータだけを並べて議論
するのはやめて欲しいと思います。

自分は古い原発を最新の知見に基づいて新しいものに
置き換えて行くべきだと以前から考えていたのですが、
今回の原発事故でそれは世論が許さないのだろうと感
じています。そうなると現実的なのは需給バランスを
調整しながら段階的に原発を廃止していくということ
だと思うのですが、その場合のベストミックスがどこ
にあるのかということを多面的に検討しなければなり
ません。

エネルギーごとの安全性、経済性、将来性など少し勉
強してみたいのですが、そういうフォーラムとかシンポ
ジウムとかないでしょうかね。


今日は久しぶりに、風車の視察に対応しました。
いつもは企画調整課が担当している風車の視察ですが、
今日は商工会がらみのお客さんだったので自分が案内
させてもらいました。
久しぶりで何か大事なことを説明し忘れたのではないか
と心配ですが、風車の中を見るのは初めてだと喜んで
いただきました。

再来週からは恒例の夏休み風車見学会が始まります。
エネルギー問題を考えるきっかけになる良い見学会だと
思います。伊豆に出かける予定がある方は予約不要なの
で、ぜひお立ち寄りください。

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2011-07-20 15:23:34
電気は足りているのか、 年間我が国の使用電力を5000億kwhにして、夜間は家庭、昼は事業用と考えてみたいものです。以下徳島電灯の歴史から拝借*印はサトキ

明治28年1月9日、四国で最初の電気が徳島電灯によってともされ、四国の電気事業が幕を明けしました。*明治28年は西暦1895年日清戦争の年。

火力発電所(20kWの発電機5台)を建設。当時のお客さまの数は536戸(955灯)。
*火力発電所の燃料は石炭?石炭はどこから運搬されてきたのだろうか。

創業時の電気料金は当時の米10kgの値段が約59銭であったのと比較すると、電気は非常に高価で、また、当時は電球(炭素線電球)も電灯会社で販売していて最初1回は会社負担とし、その後は1個85銭で販売。これも非常に高価で、電球はよく切れ、3~4カ月程度の寿命しかなかった。
*2011年の我が家の米は庄内の“はえぬき”で3560円/10kg(生協) 電球1個85銭は現在に換算すると5000円になる。

1ヶ月の点火料(電気料金)は、10燭光の半夜灯で75銭もした。
*半夜は日没から夜の12時30分まで、10ワットで1カ月75銭ということは現在の電気料金に換算すると4520円/月となる。
月に使う電力使用量は30日×7時間×0.01kw≒2.1kwhで、当時の電力料金は4520円÷2.1kwh≒2150円/kwhとなる。現在は25円/kwhだから当時は86倍高かったことになる。

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