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My Home Town(旧風力発電と子育て日記)

観光と風力発電と子育ての日記です。

当日記の内容については風車ファン以外の無断での転載転用を固くお断りします。

レベルの低い記事ですね

2009-10-14 22:22:02 | 風車日記
今日になって10月9日の東京・中日新聞の風力発電についての
記事を知ったのですが、最近の東中は風力発電に対してネガティブ
キャンペーンでも張っているのでしょうか?

補助の交付条件が1,500kw以上であることが、「風車の巨大化」を
促しているとか、風力発電は風任せで、実際には能力の1割程度し
か発電できていないとする試算もある、だとか???な内容です。

また、横浜市の2MWの巨大風車の発電実績を公開するように市に求
めたが、「発電量が目標に達しておらず、議会で追及されてしまう
ので公開したくない」と拒んだことなどを記事にしていますが、議会
から発電実績を問われれば、隠すことなどできませんから、こんな
ことは意味の無いことで、イメージの悪化を狙っているとしか思え
ません。

その他、「木々を切って道を広げ、建設地も伐採し、大量のコンクリー
トを流し込む」というような表現や「これだけの大型開発なのに環境
影響評価法の対象外になっている」とも書いています。
現在、アセス法の対象になっている開発と風力発電所の開発が同レベル
なのかどうかについてはなんの分析もありません。

記事の内容がまったく科学的でも論理的でもないのは残念です。
この記事がネットで見ようとすると有料とは・・・

東伊豆町の風車は無事です

2009-10-08 21:10:52 | 風車日記
台風による強風ですが東伊豆町風力発電所では最大瞬間風速
37m/sでした。30m/sを超える風はそれほど珍しくないので
風車はもちろん無事でした。

その風車ですが、今日、無事に定期点検と3号機の故障調査
が終了して、現場技術者の方は1カ月と1週間ぶりに明日長崎に
帰ります。本当に長い間ありがとうございました。

昨日、当町では定額給付金の受付を終了しました。現在、手元に
申請書が届いている方への給付を今月中に終了して、あとは国へ
の実績報告をして、事務費と給付金を精算すれば完了です。
どこの自治体でも初めての経験で苦労したと思いますが、何とか
無事にゴールにたどり着きました。
少し落ち着いたら打ち上げでもやりたいと思います。

台風接近中 風が強くなってきました

2009-10-07 20:57:00 | 風車日記
台風が近づいています。伊豆直撃は避けられそうですが、当町風車
ではすでに最大瞬間風速30m/sに達しています。
また、予想進路上には紀伊半島や、三重県の津市、愛知県の伊良湖
など風車がたくさん立地しているので関係者は眠れぬ夜を過ごすこ
とになるでしょう。

当町風車は3号機が停止していますが、現場技術者の手入れのおかげ
で取り敢えず、ヨー制御ができる状態になっています。また、3号機
の故障が停電と前後して起きたことから、同じような現象が起こらな
いように、今夜、長崎から遠隔監視装置でプログラムの改修を実施し
ていただきました。長崎で風車開発当時から携わっている大ベテラン
のエンジニアの方から「これから台風が近づいて大変ですが、風車を
よろしくお願いします」と言っていただきました。自分に何ができる
わけではありませんが、「風車をよろしくお願いします」という言葉
に風車に対しての愛情を感じました。

現在、職場から自宅待機命令が下っています。我が家でも久しぶりに
強風に備えて雨戸を閉めました。被害が出ないことを祈るのみです。

今後の風力発電について

2009-10-06 19:46:01 | 風車日記
東京新聞に、全国80の団体・個人が大型(記事では巨大)風車
建設への補助金の凍結、健康被害など問題のある既設風車の停止
を求める要望書を歌手の加藤登紀子さんが、経済産業副大臣に提
出するという記事が掲載されていました。同じ内容がフジテレビ
の朝の番組でも取り上げられたそうです。

国や政治家はこういった有名人がらみのパフォーマンスに弱いの
で、最近ただでさえ風力発電に対して腰が引けている経産省がま
すます、太陽光発電にシフトしていくことを危惧します。

太陽光発電は新しい余剰電力買取制度が始まるので、しばらくの
間、様子を見て効果が上がらないようであれば、柔軟に制度を見直
せば、それだけでも導入促進は比較的簡単に進むと思います。
国はむしろ、導入の滞っている風力、地熱、小水力などの導入促進
に力を入れるべきだと思います。

加藤登紀子さんがかかわっている千葉の反対運動のHPを見ても、
それ以外の多くの反対運動と同様の思い込みと先入観による内容が
目立ち残念です。確か加藤さんは原発にも反対していたと思います。

個人的には連系が容易な2MW以下で、圧迫感の無い中型(1MW以下)
の風車を使った小規模風力発電所をできるだけたくさん建設して、
その後は大型洋上ウインドファームへ移行していったらどうでしょうか。

現在、全国に1,700強の基礎自治体がありますから、各自治体に1カ所
小規模風力発電所が建設できれば設備容量は340万kwとなります。
もちろん、小規模でも採算がとれるような政策支援が必要となりますが、
評判の悪い建設費補助を止めて、小規模発電所限定でFITを導入すれば良い
と思います。

東伊豆町の600kw×3機の風力発電所が景観面からも評判が良いのは参考
事例になると思います。興味のある方は是非、見学に来てください。
最後は宣伝になりましたが、今年度上半期だけでも千人近くの方の視察・
見学をお受けしています。

新聞各紙も「低周波が原因とみられる健康被害を訴える声が各地で相次
いでいる風力発電」というようないい加減な表現は止めて、もっと科学的
で具体的な分析や提案をして欲しいものです。

海外の洋上風車

2009-09-30 20:14:03 | 風車日記
デンマークの西海岸30㎞の沖合にシーメンスの2.3MW機を
91機設置した世界最大の洋上風力発電所が完成しつつあり
ます。総設備容量は209MWです。

しかし、シーメンスは2011年の完成を目指して英国に3.6MW
機を175機使った洋上プロジェクトを遂行中です。こちらは
総設備容量630MWで、将来的には1,000MWの規模になるそう
です。

イギリスは北海油田の枯渇によるエネルギー自給率の低下を
風力発電で下支えしようという戦略でしょうか。北海油田で
働く人達の雇用維持の目的もありそうです。

大規模洋上ウインドファームの建設には資金力が必要なこと
から、日本では東電や電発等の電気事業者が先鞭をつけるこ
とになるのでしょうか。洋上には割増のFIT導入ということに
でもなれば、ユーラスエナジーや商社などにも可能性があり
そうです。

しかし、海外の風力発電導入の勢いと規模は日本では想像も
つかないレベルです。このままどんどん世界から取り残され
ていくのでしょうか?

読売新聞に風車低周波音の記事が

2009-09-29 21:54:50 | 風車日記
今日は読売新聞に風車とエコキュート?の低周波音についての
記事が掲載された。また、ヤフーのヘッドラインのトップにも
その記事が掲載されたせいか当ブログへのアクセスが増えてい
ます(苦笑)。

新聞を見て、「そんなに大きな風車があるなら見に行きたい」
という方から電話で問い合わせをいただきました。
取り敢えず、勘違いがあるようなので念のため言っておくと、
新聞の風車は東伊豆町の町営風車とは全くの別物です。

記事の内容については、いかにも社会部の記者が書いたもの
だな~と感じました。それから以前読んだ資料のことを思い
だしました。その資料には、ある研究によれば、「睡眠中に
低周波音を受けた場合、深い眠りでは反応が現れないが、浅
い眠りでは10Hzでは100db、20Hzでは95dbで目が覚めることが
わかった。」と書いてありました。

新聞に載っていた方は、来月16日に足利工大で開催される風力
発電のセミナーで低周波音被害について発表されるそうです。

「風力発電」と検索してみてください

2009-09-28 20:21:07 | 風車日記
最近グーグルで「風力発電」と検索すると、東伊豆町の
風力発電のHPが1位に来ることが多いです。
ウィキを抑えてのトップは嬉しいのですが、ヤフーでは
本日29位で、目標としている30位以内ぎりぎりです。
1位はできすぎですが、29位はちょっと納得いかないなあ~。
検索結果は有効に情報発信する上で非常に大事な要素だ
と思いますが、それを握っている会社はものすごい権力
を持っているかと思うとちょっと怖い気がします。

まあ、でもHPを運用するにしても順位が出るということ
は励みになりますね。東伊豆町の風車HPは自分が担当し
ていたときよりも月々の更新が確実に早くなっています。

確か町のHPのアクセス数は年間14万回ほどだったと思い
ますが、宿泊客数108万人の観光地としてはもう少し何と
かしたいところです。

日本風力開発 保守要員の育成施設新設

2009-09-21 20:18:50 | 風車日記
以下、今朝の日経朝刊の記事です。

『日本風力開発 保守要員の育成施設新設
国内の風力発電所運営2位の日本風力開発は、青森県六ケ所
村に風力発電機の保守要員を育成する施設を新設する。国内
外のメーカーの風力発電機の実機をそろえ、トラブルの解決
方法を学ぶ。1カ所で集中的に育成する拠点をつくり、保守
要員を大幅に増やす。

 日本風力開発が保有する大型発電所の近くに、4億円を投
じて施設を建設する。年内に着工し、来夏にひゃ完成する見
通し。故障への対応のほか、通常時の運転管理手法などを学
ぶ施設として、年に約50人の人材育成をしていく考えだ。

 日本風力開発はグループで国内で約180基の風力発電機を運
転している。保守メンテナンスの業務は子会社のイオスサービ
ス(東京・港)が担っている。保守要員は現在60人程度。

 今後は中小規模の風力発電所を運転しているグループ外の企
業からの保守業務も本格的に受託していく。イオスサービスは
風力発電機メーカーの出身者なども採用しており、各メーカー
の機器のノウハウ集約する。

 風力発電機の保守要員は、発電機の運転状況を目視したり、
音や振動などから以上の有無を確認し、簡単な修理もする。こ
れまでは、各風力発電所で、実際に運転している機器の様子を
見ながら、ノウハウを取得していた。』

以上、転載終わり。

やっと、メンテナンスに本気で取り組もうというビジネスが動
きだすようです。
記事の内容が本当なら、当町でも例えば年2回実施している定
期点検のうち、計画修繕を伴わない、半年点検については委託
できるかもしれません。とにかく、選択肢がひろがることのは
大歓迎です。零細自治体風車にとっては吉報になるかもしれま
せんね。

連休3日目の今日は自室でダラダラと過ごしました。予想通り
の筋肉痛ですが、ゆっくりできました。

無力感が・・・

2009-09-16 22:56:28 | 風車日記
今日は三菱重工の営業の方が課長さん以下3名で現状報告
にみえました。

故障の状況については現時点では不明な点も多いのですが
復旧に向けて迅速に動き出してくれているようでホッとし
ました。ただし、発電機を新品に換えるとなると製造に
3カ月半ほどかかるそうです・・・

心配なのは今日になって現場技術者の方から、故障で停止
している3号機のヨー駆動装置とヨー旋回軸受に損傷があっ
たとの報告があったことです。もし、軸受の交換が必要だ
ということになると、発電機よりも時間がかかるかもしれ
ませんし、費用の面も心配です。

いずれにしても、風車メーカーとは20年に渡りより安定
的に風車を運用するという目的を共有しているはずなので、
お互いの立場で譲れない点はもちろんあると承知していま
すが、復旧に向けて全力を尽くしてもらいたいと思います。

とは言うものの、風車が相当期間停止することは確実になっ
たわけですし、自分にできることが数少ないことを考える
と無力感で気が滅入りますね。何かいいことないかな~。

明日は出張の予定が変更になったので、午前中代休をとって
小学校の運動会に行く予定です。次男(4年生)は来なくて
いいと言っていますが(苦笑)。

明日で風車発電機故障17日目

2009-09-15 21:34:05 | 風車日記
今日は山梨から大学生が風車の勉強に来ました。4時間半
かかったそうです。
太陽光に比べて最近の報道から風力発電にはあまり良い印象
は持っていないということらしいのですが、担当が丁寧に対応
していましたので、風力発電が人類にとって必要なエネルギー
だということを理解してもらえればと思います。

風車の定期点検ですが、故障の修理も兼ねていた2号機は、
取り敢えず運転を再開したものの完治はしていません。
また、1号機も制御油のレベル計が劣化しているということ
で新たに部品を注文して、現在念のため停止しています。

明日は風車メーカーが3号機発電機の故障についての打合わせ
のために、来町の予定です。風車が故障して明日で17日目です。