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My Home Town(旧風力発電と子育て日記)

観光と風力発電と子育ての日記です。

当日記の内容については風車ファン以外の無断での転載転用を固くお断りします。

掛川市(旧大須賀町)の風車も停止中

2009-11-17 20:24:44 | 風車日記
旧大須賀町(現掛川市)の大須賀浄化センターのヴェスタス
660kw風車が6月下旬から発電機の故障で止まっているよう
です。保険で直すことを目論んで修理に取り掛かっていない
とのことなので、落雷を原因に考えているのでしょうか。
同じような例としては、御前崎市のヴェスタス660kwが発電機
を2,400万円ほどかけて交換したことがあります。両方とも
比較的新しい風車ですが、発電機に弱点があるのでしょうか。

大須賀の風況でカットイン4m/s、定格風速15m/sというの
はちょっと機種選定に疑問を感じます。この風車は全国で初め
て国交省の補助事業で建設したものです。

あちこちで苦労している風車担当者がいるのですね。

明日は携帯メール配信システムのデモがあるのですが、予定を
決めた後にバスの関係で出張が入ってしまいました。もう少し
余裕を持って会議の通知をしてくれると助かるのですが。

12月に入ったらもう1社、デモをしてもらいシステムの仕様
や導入・運用費用を検討して、予算要求しようと考えています。

風車故障続きです

2009-11-16 20:33:13 | 風車日記
今日は課長と共に、発電機の故障で停止している風車3号機の
現況を議会常任委員長に簡単に報告したのですが、厳しく叱咤
されました。

20年の事業計画の風車が6年足らずで大故障して修理に大金
が必要なわけですから、お叱りを受けても止むを得ません。
それが、常識的な反応だと思います。一生懸命やっているつも
りですが、職責ですから仕方ありません。しかし、風車の担当
がだんだん嫌になってきました(苦笑)。

しかも、風車2号機が先週の金曜日夕方から主軸ブレーキパッド
が減ったというエラーで停止してしまいました。今日、関電工
の担当の方に現地を確認してもらい写真を長崎の担当者に送付し
て今後の対応を検討してもらっていますが、そう簡単には直りそ
うもありません(泣)。

主軸ブレーキについてはほんの1カ月半前に定期点検で風車メー
カーによって計画修繕をしたばかりなので原因が思い当たりません。
来月でやっと風車運開から6年で、しかも毎年しっかりメンテナン
スをしているというのに、この調子では先が思いやられます。

風車と同様に私も具合が悪くなりそうです。

話は変わり、今日は長女の15歳の誕生日でした。
長女に始まった我が家のインフルエンザは長男、三男の順で広がり
三男はまだ熱があります。そんな訳で今日はお寿司の出前をとって
自宅で長女の誕生日を祝いました。

長女は本当は携帯電話が欲しいのですが、私が高校生になるまで持
たせない方針なので、誕生プレゼントは私の持っているipod touch
か、ノートPCを狙っていると嫁から聞きました。悩んだ末にipod
を放出しようかと思います。

中学卒業まで4カ月ちょっとです。受験勉強をしっかりするのは当
然ですが、残り僅かの中学生活を悔いの無いように楽しんで欲しいと
思います。

中国・山陰地方の旅(番外風車編)

2009-11-15 21:29:21 | 風車日記
2日目の宿泊地の温泉津温泉に向かう途中、島根県江津市で
江津東ウインドファームを目撃。

日本製鋼所の2MW×11機が砂浜に並んでいます。驚いたのは
住宅と近いこと。住宅といっても1軒や2軒ではありません。
結構の数の集落が風車の傍に立ち並んでいます。私が自分の
目で確認した風車の中では最も住宅から近いと思います。
200~300メートルぐらいでしょうか。低周波音はどうなって
いるのでしょうか。

最終日には出雲空港に向かう途中、国内最大の新出雲風力発
電所を目撃。ヴェスタスの3MW×26機。宍道湖を挟んだ対岸
から夕日が沈む風景の邪魔になるとクレームが付き、また、
神話の国に風車が相応しく無いと、永六輔さんも反対運動に
加わり、最終的には風車の本数と建設場所を調整して完成に
こぎつけた風車です。遠くから見ただけですが私には何が問題
なのか理解できませんでした。

冬季雷の問題はありますが、人口密度から言って山陰地方に
は、まだまだ風車建設可能な場所があるように感じました。

中国・山陰地方の旅(その2)

2009-11-15 12:16:31 | 風車日記
今回の旅の主な立ち寄り先の感想ですが
①厳島神社
 言わずと知れた世界遺産。行ったのは水曜日でしたが
 ガイドも予約できないほどの賑わいでした。高校2年
 の修学旅行以来でしたが、当時の記憶はまったく無し。
 自分も行っておいてなんですが、お宮やお寺は寂しい
 ぐらいがいいですね。ちょっと賑やか過ぎです。

②瑠璃光時の五重塔
 日本三大名塔の一つ。大内義弘の霊を弔うために、弟
 の盛見が560年前に建てたそうです。行ったのは夕暮れ
 どきで薄暗くなってからでしたが、今回行った寺院仏閣
 の中ではベストでした。とても美しかったです。

③松下塾
 歴史に興味に無い人は行ってもがっかりするだけか?
 歴史に興味のある人にとっては、色々と想像をかき立て
 られる場所でしょう。自分は帰ってからさっそく松陰の
 本を注文しました。以前、来たことのある区長さん達は
 まわりが随分きれいに整備された印象だとのことでした。

④東光寺
 毛利氏の菩提寺。お客さんが少なめで雰囲気も良かった
 です。こういう建造物を見る度に、時の権力の大きさに
 驚かされます。

⑤津和野
 ちょっと想像と違いました。みやげもの屋の中に武家屋敷
 があるかのような印象。もっと広域に散策すれば印象も
 変わったのかもしれません。家老の屋敷?が役場庁舎と
 なっていてびっくり。冬は寒そうです。

阿蘇車帰の風力発電所も・・・

2009-11-02 21:28:46 | 風車日記
以下、西日本新聞からの転載です。

『県企業局は30日、阿蘇市車帰(くるまがえり)の県営風力発電所が九州電
力に売電した2008年度の供給電力量が、目標の約4割に落ち込んだと明ら
かにした。平均風速が予測を下回った上、発電機の故障も重なったことが原因。
 企業局は、発電所の耐用年数が切れる25年時点の最終的な収支を2900
万円の赤字と見込んでいるが、計画未達成の状況が続けば、赤字は拡大する可
能性がある。
 県企業局によると、平均風速は設置した05年度から予測(1秒当たり7・
4メートル)を下回る状況が続き、07年度に年間計画供給電力量を352万
キロワットから271万キロワットに修正。しかし、08年度は修正計画を大
幅に下回る107万キロワットにとどまった。
 県企業局は30日の県議会決算特別委員会で、発電量低迷の理由を(1)3
機の発電機のうち1機が長期間故障した(2)平均風速が1秒当たり5・4メ
ートルにとどまった‐などと説明。県議から「見通しが甘い」と批判が相次い
だ。』

以上、転載終了。

最近、良く目にするケースです。予想年平均風速7.4m/s
が08年度の実績が5.4m/sというのはあんまりですね。
議会で見通しが甘いと批判されるのもやむを得ないように思
いますが、風車導入時には当然、議会でも審議したでしょうから、
その時議会側からどのような質疑があったのか?ということも
検証が必要でしょう。結果論だけで追及するのは不公平のような
気がします。

ただ、600kw×2機、300kw×1機とういう構成を見ると当時の
補助金の要件の1,500kwに無理やり合わせているようにも見受けら
れ、計画から問題があるようにも思われます。

設備利用率で見ると当初目標26.8%→見直し20%→08年度実績8%
と深刻です。平均風速7.4m/sを予測していたなら、設備利用率は
30%以上はいけるはずですから、予想風速と予想発電量もなんだか
整合していないように感じます。
一体、コンサルはどこでしょうか?

中国 方針転換

2009-10-31 21:53:45 | 風車日記
以下、日経の記事です。

【北京=高橋哲史】中国政府は地方政府などによる風力発電設備の導入について、外国製品の調達規制を撤廃する。現在は部品や技術の7割を国内製でまかなうことを義務付けているが、今後は自由に外国製品を導入できるようにする。風力発電分野で強みをもつ欧米メーカーの中国事業拡大にはずみがつきそうだ。

 米中両国政府が29日に浙江省杭州で開いた米中合同商業貿易委員会で合意した。同委員会に参加したロック米商務長官は「今回の措置で中国のエネルギー市場が開かれ、米国の雇用創出につながる」と歓迎した。

 中国は世界貿易機関(WTO)の政府調達協定に参加しておらず、自国製品の優先調達を法律などで義務付けても協定違反にはならない。米中両国は今回の委員会で「中国の同協定加盟に向けた協議を加速させる」ことでも合意。外国製品の調達規制緩和の動きは今後、他の品目にも広がる可能性がある。 (20:07)

以上、転載終了。

ふーん。方針転換の理由は何でしょう。
日本の風車メーカーには平気で不良品を売りつけても「問題無し」
を押し通すGEに負けないで欲しいですね。


台風接近中

2009-10-26 20:19:19 | 風車日記
台風20号が接近中です。だいぶ沖を通るので大丈夫だと
思いますが、それでも夕方には風車3号機で最大瞬間風速
33m/sを記録しました。

3号機が停止してもうすぐ2カ月になるので、最近「風車
止まってるけどどうしたの?」と聞かれることが増えてま
す。予定だと、今月中旬までには、調査報告と修繕の見積
りが提出されるはずだったのですが・・・

まあ、フットワークが重いのはいつものことですが、気に
なります。何か難しい問題が起きているのでなければ良い
のですが。

エネルコン6M機(動画あり)

2009-10-25 19:08:59 | 風車日記
エネルコンの6M機です→「世界最大のマシン」7選:画像ギャラリー(6/7) | WIRED VISION

ローター径126メートルです。ブレードは分割できるんですね。
動画でタワーの根元に人が立っていて、大きさがわかります。
日本国内だと磐田市と出雲市に建っている3M機が最大ですが、
日本ではこれが限界でしょう。と言うか、これでも大きすぎる
気がします。これ以上の大型機は洋上ですかね。

風力エネルギー利用総合セミナーに行ってきました

2009-10-17 21:07:21 | 風車日記
16日(金)、17日(土)に足利工業大学で第10回風力エネルギー
利用総合セミナーが開催され、16日だけ参加してきました。
1日目は低周波音や騒音が2日目はアセスについてがメインの
ようでしたが、17日はこのセミナー開催が決まる前に、上智大学・
国立環境研究所連携講座の申し込みを済ませていたので、そちら
に出席しました。

風力セミナーでは低周波音・騒音について有識者や低周波音の
被害者が発表をしました。
風車とは利害関係のない、山梨大学の名誉教授が「被害の現場
と参照値はよく一致している」と仰る一方で、被害者側は「参照
値は役に立たない(間違っている)から廃止すべきだと」と主張
するなど、この問題の解決は容易では無いと感じました。
環境省の定めた参照値は海外の推奨基準等と比較してもおかしな
ものでは無いようですが、難しいですね。
被害者(風車ではない)の方からは、音圧は問題ではなく、ある
周波数に卓越したピークがあるのが問題だという発言もありました。

山梨大名誉教授が「物理反応と心理反応を切り分けるのは難しい」
と言っていましたが、同感です。

2日目のアセス関係も興味深いプログラムで、個人的にはガラード
ハッサンのコンサルティングの手法や住友信託銀行のファイナンス
の話などは聞いてみたかったののですが、残念です。

自宅の最寄り駅で電車に乗って足利市駅で電車を降りるまでちょうど
4時間半かかりました。そこからスクールバスで20分ですから、自宅
を出発して足工大までは5時間かかることになります。
今回は足利市駅前のホテルの別館に前泊したのですが、隣室の人のイ
ビキが一晩中聞こえてきて参りました。今回は自腹で泊ったので、宿
泊料が安いのはありがたいのですが、ちょっと参りました(苦笑)