山林にスマホを持ち込み山の境界が入った地図上で現在位置が分かればものすごく便利になります、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/de/756f022c439c933717917d76140acf64.jpg)
使えそうなスマホ用アプリがありました。GEOGRAPHICAという無料のソフトです。このソフトの優れたところは地図データをキャシュしておくのでデータ通信が出来ない場所でもGPSが受信出来れば地図上で自分の位置が判るところにあります。この地図に山の境界を入れる手順をブログに残しておきます。、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/ad/e69918b76ac32dd86af5eb1c831d16aa.jpg)
地積のデータです。何も言わなければ普通は図面だけ提供されます。座標データも出して下さいと依頼するとXY座標でポイントが記されて表が出ます。この座標を緯度経度に変換する必要があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/25/e684a84a4e3debe372ddeb6a939fafd3.jpg)
エクセルにXY座標の入力と変換するためのシートを作ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/3e/91dd525087752f36dea0c70e9a73ed4b.jpg)
1列目はNOで2列目と3列目にXY座標を入力します。地理院の座標変換に使用する値はXとYをスペースで開けた一つのデータになります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/e9/c8a85e17b5211c4aed91e69c7466f0ed.jpg)
これを作るために4列目のセルには関数を入れます。5列目(E列)はD列をコピーして値の貼り付けをします。
次はE列の値を地理院の座標の一括変換するためのINファイル(拡張子がinのファイル)を作る必要があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/f6/99bcd7d1f2ccb0d8491b261db416a8ce.jpg)
メモ帳(パソコンの標準ソフト)を開きE列のデータをコピーペーストで貼り付けます。上の1行目は注釈です。前に#があるとこの行は読み込まれません。データを貼り付けたら名前を付けて保存します。名前(半角英数字).inとファイル名のあとに.inを付けて保存します。
国土地理院のホームページの座標変換を開きます。一括計算を選びます。平面直角座標系は6を選びます。和歌山県は6です。地域によっては系の番号が違う可能性があります。そのときは系を色々試す必要があります。入力ファイルの選択で先に作ったINファイルを選択します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/3e/288758d6a450b3f9b257a0c2d5fb01da.jpg)
計算実行をクリックすると右側に計算結果が表示されます。出力ファイルを保存します。INファイルのあるフォルダに保存します(好きなフォルダでも可)。ファイルを開きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/a6/ea42b6e156737d65956c812ae34bd088.jpg)
変換結果ですが、緯度経度とも度分秒がくっついた値で秒だけが小数点以下が示されています、これを小数点表示の度だけのデータに変換します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/25/e684a84a4e3debe372ddeb6a939fafd3.jpg)
エクセルに戻りH列にこのデータをコピー貼り付けをします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/3a/958a2136dec0f797879cd920b62391e7.jpg)
P列とQ列は緯度と経度の地理院のデータを取り出す関数です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/b6/6aa95ae757ad0febdaa9517cefdd3954.jpg)
R列とS列は小数点を持った度の変換する関数です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/ec/af6e61c4a9b285eff1deb5b701a6af56.jpg)
R列とS列のデータをコピーしT列U列に値の貼り付けをします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/98/5b24f65185da9700f5769e674abed566.jpg)
カシミール3Dで使用するためのCSVファイルを作ります。新しくエクセルファイルを開きます。
1行目のA列には;種別B列には名称、CD列には緯度経度をコピー貼り付けをします。名前を付けてCSVファイルで保存します。これでカシミール3D用のCSVファイルは完成しました。
●
カシミール3Dで山林の境界を作る
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/cd/8d4b582cbdf592498b82eca2205aa0ae.jpg)
GPSデータの編集用にカシミール3Dを使用します。雑誌の付録CDからもホームページからもダウンロードできます。2次元の地図なら無料で使用できます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/e6/139d2f341fc47d88cc27ee8864f4597a.jpg)
GPSファイルツールプラグインを入れておきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/bd/4ecda092f38de42b69e09a8d28b6a34d.jpg)
カシミール3Dの画面です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/90/cdb0d118a673d59499cc3014e77d1172.jpg)
ファイル→GPSファイルツール→CSV形式で読み込む(ddd.ddd形式)をクリックする
CSVを選び開く
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/80/859abe38e8760c07d39f3aca63b842e3.jpg)
編集→GPSデータ編集をクリック
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/73/7d4443f8ea2d4699b55b56d001e7410b.jpg)
ウエイポイントをクリックするとポイント名が一覧で表示される。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/10/df0747d5dccc0394b0d69e26f27e8d9d.jpg)
ポイント一覧を全て選択する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/96/47822f80c24fff823bcf9adf500c508e.jpg)
変換→トラックへ変換をクリックする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/a6/45f11e690a00501c0ce1cb2baf3fd0f0.jpg)
トラックをクリックする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/9d/23129cb4be5a474f2fbaa4c42e52f3df.jpg)
右の欄の新規をクリックする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/e5/0fabc59d2ec1cad40d140a37026692a7.jpg)
右クリックでメーニューを出しファイルへの書き出しをクリックする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/8e/46844095e1ece8d4cb007b1bc6955c8e.jpg)
ファイルの種類でGPXファイルを選択する。ファイル名を付けて保存する。
●スマホへの取り込み
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/07/29b2db710bc92027266fc926fccb5f40.jpg)
GEOGRAPHICAというスマホ用のアプリを使います。パソコンとスマホ両方にDROPBOXというアプリを使います。家で作ったファイルをスマホでどこからも読み込むことができます。DROPBOXから境界のGPXファイルを呼び出すと自動的にGEOGRAPHICAの地図上に表示されます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/13/9c0783449b6d36ab9263704595d9fbe9.jpg)
地図表示も航空写真表示も出来ます。GPSでの現在位置も標示されるので山の場所と境界が簡単に見つけることができそうです。