ブルーベリー畑の隣に来年の夏ごろには家が10軒建ちます。現在のスプリンクラーでの水やりでは隣に水が飛びます。水やりの理想は葉や実にに水をかけずに根本にやる方式です。
穴あきの滲み出すチューブを根本に敷設する方法を検討しています。元のパイプは地面に埋め1本のパイプから8~16本リング状のチューブを出します。パイプの径や長さや水圧がどう影響するか全くデータがありません。94本の木に敷設するのでコストも考える必要があります。
①灌水チューブ
灌水ホースは内径16mm、12mmと4mmの3種類が市販されています。mあたりの値段は12mmの長さ30mが最も安くなります。畑にパイプを敷設すると長さは15mもしくは30mになります。そこで内径12mmのホースの性能を調べて見ました。
水圧の影響を調べるためレギュレータを購入しました。
圧力計は最高0.25Mpaのものに交換しました。30mのホースの位置と水圧で滲み出す量がどうなるかテストしました。
25mから先は殆どでません。根本と先端との水量差が大きすぎます。実際はリング状のチューブを使用します。
全長1.6mで直径で50cmのものを使用する予定です。水圧と水量の関係を調べて見ました。
内径13mm長さ15mmの塩ビパイプに内径12mmの灌水ホースを8個分岐することになります。入り口を0.2Mpaで入った水圧はどの程度減衰するのか分かりません。13mmのパイプを12mm8個に分岐すると断面積の2乗で低下すると仮定すると圧力は1/50の0.004Mpaになります。テストでは0.01Mpa以下は設定出来なかったので0.004Mpaがどうなるか分かりません。あとは8個繋いで確認するしかありません。
②内径4mmのホースの検討
内径4mmのホースでは13mmのホースから8個に分岐しても圧力低下はゼロになります。時間当たりの水量は少ないけれど各ホースの水量差は少ないと予想されます。
③実物での確認テスト
和歌山の畑で1本のライン(15m)で確認テストをします。
11月2日(水)
内径12mm長さ30mの灌水ホースを両側から給水してみました。
水道蛇口から2分岐させてホースの両端につなぎます。水圧は0.2Mpaです。
片側からの給水では25m以上は殆ど水が出ないのに対し、両側給水では中央部が最も少ないがある程度の水量が確保できている。次の課題は各リングの流量を均一化することであるが、94個に絞り弁を付ければよいのだだが安くても1個300円のものでも全部で2万8千円にもなります。ホースの途中を摘まむ方法がないか探索中です。