新燻煙箱が出来上がりました。ファンは直径30cmに変更。下から煙を導入しファンは上向きの流れを作る。いよいよ試運転
●保冷剤による温度低下の測定
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保冷剤8個を両サイドに配置。
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温度低下は初期の16℃から1回の燻煙時間5時間でも12℃あり、さらに12時間後でも5℃を確保している。
●スモークウッド燃焼試験
新誠産業のスモークウッドをまるのまま燃焼。色づきを見るため網にはチーズを乗せておく。
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約4時間でスモークウッドは燃え尽きた。温度上昇は最大で約5℃。
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表も裏も場所の違いもなくほぼ均一に色づいている。
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燻製前(右)と燻製後の比較である。チーズの燻製ならこれで十分である。
燻煙による温度上昇と保冷剤による温度低下を同じグラフで比較してみる。
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温度低下は最初は16℃で4時間後は温度上昇を差し引いても7℃は下がることになる。
●サーモンでの試作テスト
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本番での試作は保冷剤による燻煙温度低下を防ぐため加熱用ヒーターを下に置き温度調整器で20℃になるように設定した。下の熱電対付近は20℃に保たれている。
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このグラフは刺身として食べられ温度と放置時間を独断で設定したものである。燻煙は20℃で15時間を目標にした。
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保冷剤8個を入れてスモークウッド2本で9時間燻煙したがヒーターの効果で温度低下が抑えられている。サーモンの下面は20℃で保たれており上面は15℃~17℃であった。
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燻煙後のサーモン。表面には薄らと水気が見られた。もう1回最後の燻煙はピートの粉末を追加して燻煙を行う。保冷剤を冷やすのに丸1日は掛かるので明日の夜実施する。最後は20℃で6時間の燻煙をする。
5月15日(火)
最後の燻煙はピートの粉末を追加します。
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20℃以下で燻煙出来るか確認するため敢えて気温の高い昼間に実施します。
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両側には計8個の保冷剤入れました。
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スタート時の温度です。気温は33℃近くありますが内部は約18℃です。
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燻煙器と気温測定用の熱電対は直射日光に晒されていたので熱電対は途中で日陰にいれた。気温30~40℃の中での燻煙にも関わらず燻煙温度は網の下は21~28℃網の上(箱内部)は18~25℃であった。温度が高すぎたので燻煙は3時間で中止した。気温が高いと保冷剤の効果も減少する。
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取り敢えず完成です。表面には燻煙がうまくいったときの薄らと脂が滲み出ています。明日の朝食で味見します。
●テストのまとめ
さすがに真夏の昼間の屋外では無理である。気温30℃以下の夜間なら20℃で燻煙可能である。香りを増加するには課題が残されている。燻煙前の乾燥を強化する、ピートを最初から追加するなど。