前川知大さん作の「太陽2068」観に行きました。
劇場はシアターコクーン、だったけどいつものコクーンと違う雰囲気。
アウェイ気分でした。
ネタバレありますので、よろしく。
「太陽2068」
作:前川知大
演出:蜷川幸雄
美術:朝倉摂、中越司
出演:綾野剛、成宮寛貴、前田敦子、中嶋朋子、大石継太、横田栄司、山崎一ほか
Bunkamuraシアターコクーン 7月19日ソワレ観劇
バイオテロでのウイルスで、強く若い肉体と高い知能を得た「ノクス」と、
普通の「キュリオ」が共存する社会。
「ノクス」は紫外線に弱く、夜の世界を生きていた・・・
開演前に警備の腕章をつけたおじさんが前方に登場。
通路やあちこちに鋭い視線を。
ああ、これも芝居のうちで舞台が始まったのかな、
と思ったけど本物の警備員さんでした。
休憩時間も楽屋口を警備してたし、なんかモノモノしかったです。
舞台はアクリル(多分)の床で上下を分けた仕様。
地階はノクスの社会でブルーの蛍光管が光るスタイリッシュな感じ。
対して1階はキュリオのいる昔から変わらない農村。
キュリオの綾野くんとノクスの成宮くんのやりとりがおもしろかった。
力の抜けた綾野くんの間合いが絶妙。
綾野くんっていつもと違うキャラだけど、こっちの方が似合う。
アクションシーンもあったけど、身体のキレもよかった。
久しぶり舞台の成宮くん。
いやぁ~イケメンですねぇ。
端正なマスクっていうのかな。
前よりも落ちついた雰囲気で大人になったのかな。
セリフも噛まなかったし・・・
ラストのこぼれる涙にライトが光ってキレイ。
さりげなく手で拭ってるのが、なんかよかった~
大石さんや横田さん、それに六平直政さんたちの蜷川舞台の常連さんが、
舞台に奥行きと厚みを。
ゴールドシアターの方々の村のおばあ、おじいも存在感ありましたね。
ノクスの山崎さんと伊藤蘭さんの、非日常でちょっとマンガチックな夫婦もおもしろかった。
ラストの綾野くん成宮くんが客席通路を走り抜けてくシーン。
ノリのいいミュージックも相まって、客席拍手でした。
ちょっと、あれ?拍手?だったね。
なんかデジャヴェ感あるな、と思ったら、先月観た「三人吉三」もラストで客席を疾走。
それもコクーンで。
イマの流行りなんでしょうか。
あ、奥の駐車場には行きませんでした。
カテコでは、客席から野太い声が飛びました。
何言ってたかわからなかったけど。
出演者たちも苦笑い。
それと千秋楽でもないのに、ナゼかオールスタオべ。
客席の雰囲気もいつものコクーンとは、ちょっと違う感じ。
前川さんの脚本はやっぱりステキ。
視点を変えて、別の角度から観客に考えさすとか、ナイスです。
難しい結論は先送りして、ラストは若者の疾走で終わったけど、
彼らのこれから先が、ハッピーエンドになるってことは難しそう。
いろいろ考えると、ホロ苦感のある結末でした。
「太陽2068」コクーンで8月3日まで。
劇場はシアターコクーン、だったけどいつものコクーンと違う雰囲気。
アウェイ気分でした。
ネタバレありますので、よろしく。
「太陽2068」
作:前川知大
演出:蜷川幸雄
美術:朝倉摂、中越司
出演:綾野剛、成宮寛貴、前田敦子、中嶋朋子、大石継太、横田栄司、山崎一ほか
Bunkamuraシアターコクーン 7月19日ソワレ観劇
バイオテロでのウイルスで、強く若い肉体と高い知能を得た「ノクス」と、
普通の「キュリオ」が共存する社会。
「ノクス」は紫外線に弱く、夜の世界を生きていた・・・
開演前に警備の腕章をつけたおじさんが前方に登場。
通路やあちこちに鋭い視線を。
ああ、これも芝居のうちで舞台が始まったのかな、
と思ったけど本物の警備員さんでした。
休憩時間も楽屋口を警備してたし、なんかモノモノしかったです。
舞台はアクリル(多分)の床で上下を分けた仕様。
地階はノクスの社会でブルーの蛍光管が光るスタイリッシュな感じ。
対して1階はキュリオのいる昔から変わらない農村。
キュリオの綾野くんとノクスの成宮くんのやりとりがおもしろかった。
力の抜けた綾野くんの間合いが絶妙。
綾野くんっていつもと違うキャラだけど、こっちの方が似合う。
アクションシーンもあったけど、身体のキレもよかった。
久しぶり舞台の成宮くん。
いやぁ~イケメンですねぇ。
端正なマスクっていうのかな。
前よりも落ちついた雰囲気で大人になったのかな。
セリフも噛まなかったし・・・
ラストのこぼれる涙にライトが光ってキレイ。
さりげなく手で拭ってるのが、なんかよかった~
大石さんや横田さん、それに六平直政さんたちの蜷川舞台の常連さんが、
舞台に奥行きと厚みを。
ゴールドシアターの方々の村のおばあ、おじいも存在感ありましたね。
ノクスの山崎さんと伊藤蘭さんの、非日常でちょっとマンガチックな夫婦もおもしろかった。
ラストの綾野くん成宮くんが客席通路を走り抜けてくシーン。
ノリのいいミュージックも相まって、客席拍手でした。
ちょっと、あれ?拍手?だったね。
なんかデジャヴェ感あるな、と思ったら、先月観た「三人吉三」もラストで客席を疾走。
それもコクーンで。
イマの流行りなんでしょうか。
あ、奥の駐車場には行きませんでした。
カテコでは、客席から野太い声が飛びました。
何言ってたかわからなかったけど。
出演者たちも苦笑い。
それと千秋楽でもないのに、ナゼかオールスタオべ。
客席の雰囲気もいつものコクーンとは、ちょっと違う感じ。
前川さんの脚本はやっぱりステキ。
視点を変えて、別の角度から観客に考えさすとか、ナイスです。
難しい結論は先送りして、ラストは若者の疾走で終わったけど、
彼らのこれから先が、ハッピーエンドになるってことは難しそう。
いろいろ考えると、ホロ苦感のある結末でした。
「太陽2068」コクーンで8月3日まで。