ふわふわ気分で

舞台、シネマ、藤原竜也くん、長谷川博己くん、成河くんのことなど気ままに・・・

蜷川幸雄さん2連発@朝日新聞

2015-01-30 | 演劇
蜷川幸雄さん演出「ハムレット」の批評が、木曜日(29日)の朝日新聞夕刊に載ったと思ったら、
今日(30日)は「演出家の独り言」という蜷川さんのエッセーが掲載されました。

批評の筆者は演劇評論家の扇田昭彦さん。
タイトルも「大胆な進行形の蜷川演出」

蜷川さんが「ハムレット」を演出するのは8度目。
「今回は大胆な新しい試みをしつつ、これまでの蜷川演出の総集編的な面もある舞台だ。」
と始めておいて、
「79歳の蜷川が見せる、まだ進行形という感じの『ハムレット』である。」
と結ばれてます。

蜷川さんのエッセーは、
「きのう、朝日の夕刊に演劇評論家・扇田昭彦氏の『ハムレット』の最低の劇評が出た。」
で始まる。

う~ん、気に入らなかったらしい。
進行形ってのが、ダメなのかな。

エッセーでは、11月に倒れてから、演劇の現場にもどってきた喜びが。
「やっぱり嬉しいです。去年の11月以来のことですから、
 なにもかも新鮮です。ほんとうに嬉しい。」
「やっぱりいいよな芝居の稽古はという思いに、ぼくはしあわせになります。」

なんか、嬉しそうな顔が目に浮かびますね。
お元気になられたようで、よかった、よかった。

「ハムレット」の演出については、
「フォーティンブラス王子の形象は、
 世界中に例のない新しいものができたと思っています。」
「誰も作ったことのないフォーティンブラス像です。」

ええ~っ!あの青白くて弱っちい、まるでニートみたいな王子が?
劇の終盤だったから演出できなくて、テキトーにしたのか、と思ったのに。
あのフォーティンブラスにデンマークを委ねたら、即滅びちゃうよね。
友だちとも帰り道で意見が一致してたのに・・・
意外ですねぇ。

バービカン劇場で5月に公演です。
ロンドンでの反応が楽しみですね。

それから、扇田さんの劇評で藤原竜也くんは、
「熱い行動的な演技がさわやかで、寝室の場では 
 母の王妃に近親相姦的な愛憎で激しく迫る。
 ただし、もう少し知的な鋭さがほしい。」

誉められてますけど、知的な鋭さって・・・むずかしそう。
はい、ガンバってね。竜也くん。

ネットでも記事がみれます。

こちら→劇評「ハムレット」

こちら→「演出家の独り言」