余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

嘘つきジェンガ

2022-12-24 23:49:05 | マイブック(た)
「嘘つきジェンガ」
      辻村深月 著

詐欺。
詐欺から始まる物語たち。
嘘をつく。
嘘とはなんだろうか。
人を騙すこと。
ロマンス詐欺、受験詐欺、サロン詐欺。
詐欺の話だが、物語るものの最後にはあたたかさが残る。
人間特有の嘘のかたまり。
かたまりはやがて脆く崩れるものかもしれない。


辻村深月の本、初読書。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白に黒が

2022-12-22 00:59:06 | レターの膜(短歌)
白に黒が
ぽつんと一点
舞い飛ぶ
この世界に
ひらりと思いを
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

原形を

2022-12-21 23:28:49 | レターの膜(短歌)
原形を
留められずに
とけおちる
泣き声がきこえる
はずみから
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

椿宿の宿りに

2022-12-21 23:14:14 | マイブック(な)
「椿宿の宿りに」
      梨木香歩 著

山幸彦は体の痛みに悩む。
ずっーと付き合わなければいけない痛み、
痛みは自身の一部になる。
特色としての色になり、
和らげるため、直すための治療に通う。
痛みの原因はなんなのか。
つけてもらった変な呼びにくい名前、山幸彦。
海幸比子の従妹もいる。由来は神話から。
痛みは思わぬ方へと進んでいく。
病は常と体に添っている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

希少種を

2022-12-20 00:52:55 | レターの膜(短歌)
希少種を
みつけ真実を
ついばんで
集めていく
言葉にするため
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする