余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

重すぎる

2022-12-19 23:49:36 | レターの膜(短歌)
重すぎる
ものが体に
張り付いて
この重力は
業のなりわい
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うっすらと

2022-12-18 23:47:56 | レターの膜(短歌)
うっすらと
雪の落ちるか
落ちないか
あの日に時は
巻き戻されて
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頭の中身が漏れ出る日々

2022-12-16 00:26:30 | マイブック(か)
「頭の中身が漏れ出る日々」
      北大路公子 著

あー、
空想を超え、構想できていく、次元の狭間。
そうだ、狭間に入り込んでいるのだ。
酒と酒と父と母と妹と、
酒とサイとそれと日常のあれやこれや。
そのあれやこれやで体脂肪率四〇パーセント。
北海道のたぶん妖精。
そんな気がする、うれしたのしの一冊必殺。


雪、ゆき、ユキ。
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切り傷も

2022-12-16 00:04:40 | レターの膜(短歌)
切り傷も
鋭い痛みも
鈍い痣も
アリスの穴に
刻まれていく
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ドイツイエロー、もしくはある広場の記憶

2022-12-15 23:52:43 | マイブック(あ)
「ドイツイエロー、もしくはある広場の記憶」
      大崎善生 著

大崎善生の恋愛小説を久しぶりに読んでいるが、
水面のきらきらとする感じを思い起こす。
受け継がれていくこと、それも意識はせずに。
愛することの、意味のある感触。
愛を知るとびらの触れ合い。
それは特別であり、また特別ではなくあたり前に、
あそこにありまたここにあるのだろう。
ドイツイエローというグッピーもまたひとつのきっかけ
として。


短編っていいな。
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