人が求める完璧さ
人が悩む孤独
人が人であるために
自身を育て 自身を信じ 自身を失くす
自身の存在のあやふやさに
エゴがポロリと吐きだされる
多数のなかの一人
信じあえるものの存在
そのつながりが自身を内から光らせる
相対する二つの心
ゆるぎのない美しさは
氷と微熱を含み
両極端は苦悩を引きだす
人は二面を左と右に
時代が瞳を濁らせていく
時の流れに人は乗り
時の移ろいに人は揺れる
過去に照らされた想いの面影
人が孤独であるために
人は出会い
人が涙を持つために
人は別れ
強く結ばれるトワが光りをあける