余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

清らかな毒

2021-06-20 00:16:14 | 花弁の詩
いつも鏡で見ていた自分
今日は違って見える
左右がアンバランスの不恰好
何を失ってしまったのだろう
毎日携えている鏡の中の顔は
切り崩されたステンドグラス
それでも光で色が映える
歪なもの
この顔は
どうせ誰にも愛されない
私は毒を塗る
頬に眉に鼻に唇に
舌に残る微かな色香は
最後に余った支え
別れの言葉を鏡におくる
思い出せる最高の
過去の私に毒の唇を交わして
幻に沈んでいく
私が私を望むために
清らかすぎる毒を飲む
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2021-06-20 00:10:56 | 十五の詩
桜に何を想い描く
花びらは鮮やかに咲き
恍惚を与えてくれる
幻想の入口
短くおえる
散っていく艶やかさ
色っぽいなで肩は
時空の針を少しだけずらし
あなたの姿が色をつけて
ソコニアル
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2021-06-20 00:07:44 | 写真の扉の詩
唇は
万有引力の法則でなりたっている
全ての物事、宇宙の有形
そして唇
引き合うものは互いを選び
結び
二つの位置は互い合わせ
遠くで見るハートの形態
万有引力の引き合う力
いつでもあなたに引かれ続けるのは
赤の魅惑のせい
青の温度と二つの灯りをは合わさり
再会する季節をぬらす
唇は万有引力によって
導かれていく
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2021-06-20 00:01:50 | 写真の扉の詩
あなたの好きなもの
僕の嫌いなもの
これがふたりの接点
窓の滴がながれる
あなたの好きな
僕の嫌いな
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