栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

岡山の技術:世界初、四軸織物を量産化した会社

2007-11-08 14:59:35 | 視点
ねじれや引き裂き強度に強い四軸織物の
量産機を世界で初めて開発した明大株式会社(1)


 岡山にユニークな企業があると聞いて取材に出かけた。社名は明大株式会社。とい
っても大学の関連会社ではない。大学とは縁もゆかりもないのに、なぜ明大? と思
ったら、創業者であり、先代社長の名前が明(あきら)。「明が大きくなる、と付け
たようです」と、現社長の小河原通弘氏が笑いながら話してくれた。
 ユニークなのは社名のことではない。この会社が世界で初めて機械製造による四軸
織物を実用化したからである。
 従来の織物は縦糸横糸の二軸で構成されているが、これに糸を2本たすき掛けに交
差させたのが四軸織物。二軸織物は縦横への引っ張りには強いが斜め方向へ引っ張る
と変形する、裂けやすいというのが弱点。それらを克服した四軸織物は各方面から注
目され、織物製品はもとよりコンクリートの補強材、スポーツ用品、航空宇宙、自動
車産業などあらゆる分野から注文が相次いでいる。

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