栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

東急ホテルグループのグリーンコイン

2007-03-15 19:59:20 | 視点
 今回の東京出張は先月と同じく新橋愛宕山東急インに宿泊した。
同ホテルを選んだのは単に翌日の会議が行われる霞ヶ関に近いという理由と、室内でインターネットに接続できるということからだったが、宿泊して感心したことがある。
浴室に「グリーンコイン」(写真右上)が置いてあったのだ。
 そこには「地球環境保護のために」という言葉に続いて「対象のアメニティグッズを一つも使用されなかったお客様は、このグリーンコインをフロントまでお持ち下さい。お客様のご厚意を地球環境保護活動のために役立てて参ります」と記されてあった。

 グリーンコインの横には「ホテルで日々使い捨てられている歯ブラシやカミソリなどの使用量を削減することにより、身近なところから地球環境への負荷を軽減していくことを目的としています」と記されていた。
 私が宿泊した部屋では歯ブラシ、カミソリ、シャワーキャップが対象になっていた。

 東急インが「グリーンコイン」を導入したのは2001年。以来、「グリーンコイン」1枚につき苗木1本をオイスカによる「子供の森」計画に支援し、植林に協力している。
 元アメリカ副大統領・ゴア氏の「不都合な真実」でも警告されているが、地球温暖化は急スピードで進みつつある。
「小さな苗木を植えたところでどうなる」とか「割り箸を使わなないとマイ箸を持ち歩いても、そんなものは何の役にも立たない」という人がいるが、決してそうではない。
雨だれの一滴でも続けば岩に穴があく。
嘆いたりバカにする前に、我々ができるところから始めることが重要ではないだろうか。

不都合な真実

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