勘違い菅さん、退陣して欲しい!

 どうもこの人の感覚は少し違うと思っていた。
市民運動家出身を強調しているが、菅さんの言動を見ていると本当に活動していたのかと首を傾げてしまう。
一説には市川房枝さんは必ずしも菅さんを評価していなかったという話もあるが、まあ、その話は別にしても、菅さんは権力欲がとても強い男なのには間違いない。
そのことは以前にも書いたが、首相になってからの動きを見ていると、ますますその感を強くする。
彼の頭の中にあるのは政治をどうするか、国民の生活をどうするか、この国をどうするかということではなく、どうすれば首相で居続けることができるか、のような気がする。

 なぜかって?
菅さんの話すことを聞いていて感じるのは、対小沢一郎しかないからだ。
経済対策などついぞ聞いたことがない。
せいぜい消費税を上げるということしかない。

「今年を政治とカネの問題にけじめをつける年にしたい」だって!
焦眉の課題がそんなことか。
そんなことというとお叱りを受けるかもしれないが、もっと重要な課題があるだろう、と言いたい。
実際のところ、政治とカネの問題なんかどうでもいいといえば言い過ぎかもしれないが、トップに来る問題ではないと誰もが思っているはず。

 小沢氏を離党させても民主党の支持率も、内閣の支持率も上がりはしない。
国民はそんな事で失望しているわけではない。
政権交代の意味を矮小化してもらうと困る。
このままだと自民党政治の方がよかったと思う人がさらに増えるだろう。
皆、民主党には裏切られた、と感じているのだ。

 経済が少しは良くなり、国民の生活も少しはマシになるのでは、と多くの国民が感じ、民主党に1票を投じたのに、どうだ。
政権交代後の最初の首相、鳩山さんは理想家だった。
理想家が悪いわけではない。
いまのような時代に理念を語る政治家が出てきたことは素晴らしいことだった。
もしかすると本当に変わるかもしれない。
そう感じた人は多かったはずだ。
ところが、鳩山さんは空想的理想家だった。
理想を実現するための具体論を全く持っていなかった。
あるいは、それを示そうとしなかった。
もしくは、示す前に辞めてしまった。
いずれにしろ、国民は失望した。

 だが、これは歴史の常だ。
歴史が大きく動く前には必ず理想主義と反動と、その他の動きが複雑に行きつ戻りつする。
明治維新だってそうだったではないか。
歴史は一本調子には進まないのだ。

 しかし、それにしても菅さん、あなたはひどい。
理想も語らなければ、現実論も語らない。
「あなたが首相になって何が変わるの」
なにも変わらないじゃない。
変わらないのは当たり前。
何かを変えようという考えもプランも実行力もないのだから。
考えようによっては、壁にぶつかってさっさと辞めた鳩山さんのほうが偉かった。

 菅さん、あなたがいますべきことは、首相を辞めることだ。
あなたが首相でいる限りこの国の経済は良くならない。
もう勘違い首相はいらない。
早く、「菅」違いにして欲しい。


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