栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

迷走するベスト電器、再生はなるのか(1)

2010-03-25 10:06:11 | 視点
 3月20日、ベスト電器(本社・福岡市)の社長が突然交代した。

この1月、社長に就任したばかりの深沢政和氏が辞任し、新たに小野浩司氏が社長に就任した。

そして5月の株主総会後には18人いる取締役の大半が辞任し、取締役は半数以下の7人になるという。

一体、ベスト電器で何が起きているのか。

ベスト電器の将来はどうなるのか。

富士通の内紛劇と似ている

 新旧社長の年齢を比べると深沢前社長65歳、小野新社長54歳。

トップの年齢が9歳も若返り、取締役も半数以下に縮小したわけで、傍目には役員もスリムになり、再建への評価できる人事のように見える。

 事実、「意思決定のスピードが遅かった」ことが今回の社長交代劇の背景にあると小野氏自身語っている。

会見通りの前向きな理由ならいいのだが、どうも言葉通りに信じるわけにもいかないようだ。

 今回の突然すぎる辞任劇で、まず頭を過ぎったのが富士通の例である。

      (以下、略)

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