1年前から考えていたノートパソコンの改造をついに実施した。といってもハードディスクドライブの入れ替えだから、その程度のことで「改造」と言うのは多少おこがましいが、それでも私にとっては一大決心を要する「改造」だった。
HDDの入れ替えをしたのは5年前に買ったコンパックPresario1700。CPUはPentium3の700、OSはme(現在はXPにアップグレードしている)。メモリーも途中で256に倍増している。HDDの容量は20G。当時は少ないというより、むしろ比較的大きめの方だったと思う。
容量が若干少なめという点さえ除けば、引退させるような機種ではないし、不自由を感じていないので、1年程前からHDDの容量アップをしたいと考えていた。
HDDの容量アップの方法は
1.外付けHDDの増設
2.内蔵HDDの交換
のどちらかだ。
簡単なのは外付けHDD。最近はUSB接続ができ、容量数GのポータブルHDDも出回っているので、それにするという手もあったが、同じことなら場所を取らないシンプルな形でいきたい。
となると内蔵HDDの交換しかない。
内蔵HDDの交換、増設はデスクトップでは経験済みだし、ちょっとした周辺機器の増設などは何度もしているが、ノートパソコンのように増設スペースがないHDDの交換は初めてである。
最もいいのは新しいHDDを装着し、リカバリーディスクでOSその他を入れ替えることだが、欠点は時間と手間がかかることだ。その代わりにオーバーホールして軽くなるし、壊れたファイルなども直るという長所がある。
ただし、新しいソフトを入れるたびに製品のシリアル番号を入れていかなければならない。なにより自分用にカスタマイズしているソフトが多いので、それらを現状にまで復帰させるにはさらに余分の時間がかかる。
それを考えると、とてもこの方法を選択する勇気が湧いてこない。
なんとかシステムごとすべて新しい環境に移せる方法はないかと探していると、いくつかの方法があることを発見した。
1つはHDDコピー機(センチュリーの「これdo台」)に2台のHDDを接続する方法。こんな装置が発売されているのかと驚き、これにすることを検討したが、価格が1万5,000円前後なので他の方法を探すことにした。
もう1つがHDDコピーソフトを使う方法。
調べてみるとこの1年ほどの間に、HDDコピーソフトは各種出ていることが分かり、HDDの中にはこれらのソフト付きで売っているモノもあったので、この方法を採用することにした。
買ったのはBUFFALOの60GHDD。回転数5400、流体軸受けドライブ採用。HDD交換ソフト、バックアップソフト、パーティションユーティリティソフト付きで、価格は19,800円。
80GのHDDを購入する手もあったが、購入時に重視したのは回転数5400、流体軸受けドライブ採用の2点。80Gは回転数が高くなり、その分HDDが熱を持ってくる。HDDの発熱量は結構高く、その上に手を置いていると低温やけどをするほどである。実際私が使っているコンパックのノートパソコンは左のパームレストの下にHDDが格納されており、その上はかなり熱い。
流体軸受けドライブ採用にこだわったのは静穏性のためである。
交換用HDDの他に購入したのはHDDを入れる外付けケース。
古いHDDの中身を新しいHDDにコピーする時に必要なだけでなく、取り外した古いHDDを外付けHDDとして使う時にも利用できる。
普通はこれでOKだが、5年前に購入したノートパソコンはUSB1.1でUSB2に対応していないので、USB1.1をUSB2に変更する装置(カードスロットに差し込んで使う)も購入した。これが2,980円。ケース台2,380円。締めて25,160円の出費。
さて、いよいよHDDの交換。
まず、外付けケースに新しいHDDを取り付け、USBケーブルでノートパソコンに接続。次いでHDD交換ソフト(Migrate Easy)をパソコンにインスツールし、起動。
ちょっと不親切なのはBUFFALOのHDD付属マニュアルにソフトの使い方については「Migrate Easyのユーザーズガイドを参照」としか書かれていないことだ。やはりマニュアルは紙に書かれている方がいい。
昔からHDDはパーティションを切り、Cドライブにシステム、Dドライブにデータと分けて使っているので今回も分ける。ただし今回は60Gなので、Cドライブに30G、Dドライブ15G、Eドライブ15Gと3つに分ける。
パーティションを分けて使う理由は引き出しの中を整理するのと同じで、HDDの中をゴチャゴチャにしないためだ。
次は古いHDDの取り外しだが、これがちょっと拍子抜けした。面倒な作業を覚悟していたが、裏蓋のネジを1本外しただけで簡単にHDDを外せたのだ。カートリッジ方式になっていて、引っ張るだけで簡単に取り外せた。
したがって新しいHDDの取り付けも至って簡単。
20GHDDの中身をコピーするのに要した時間が30~40分。作業全体でも1時間半ぐらいで終わってしまった。
さて、HDDを交換して何が変わったか。
容量が増えたのはもちろんだが、Windowsの立ち上がり画面が半分近くまで短縮されるなど思わぬ副産物があった。
もしHDDの容量不足にお悩みなら、ぜひHDDの交換にチャレンジすることをお勧めする。また中古パソコンを買う時は、HDDだけは大容量のものに取り替えることをお勧めしたい。それだけで快適なパソコン生活が送れる。
HDDの入れ替えをしたのは5年前に買ったコンパックPresario1700。CPUはPentium3の700、OSはme(現在はXPにアップグレードしている)。メモリーも途中で256に倍増している。HDDの容量は20G。当時は少ないというより、むしろ比較的大きめの方だったと思う。
容量が若干少なめという点さえ除けば、引退させるような機種ではないし、不自由を感じていないので、1年程前からHDDの容量アップをしたいと考えていた。
HDDの容量アップの方法は
1.外付けHDDの増設
2.内蔵HDDの交換
のどちらかだ。
簡単なのは外付けHDD。最近はUSB接続ができ、容量数GのポータブルHDDも出回っているので、それにするという手もあったが、同じことなら場所を取らないシンプルな形でいきたい。
となると内蔵HDDの交換しかない。
内蔵HDDの交換、増設はデスクトップでは経験済みだし、ちょっとした周辺機器の増設などは何度もしているが、ノートパソコンのように増設スペースがないHDDの交換は初めてである。
最もいいのは新しいHDDを装着し、リカバリーディスクでOSその他を入れ替えることだが、欠点は時間と手間がかかることだ。その代わりにオーバーホールして軽くなるし、壊れたファイルなども直るという長所がある。
ただし、新しいソフトを入れるたびに製品のシリアル番号を入れていかなければならない。なにより自分用にカスタマイズしているソフトが多いので、それらを現状にまで復帰させるにはさらに余分の時間がかかる。
それを考えると、とてもこの方法を選択する勇気が湧いてこない。
なんとかシステムごとすべて新しい環境に移せる方法はないかと探していると、いくつかの方法があることを発見した。
1つはHDDコピー機(センチュリーの「これdo台」)に2台のHDDを接続する方法。こんな装置が発売されているのかと驚き、これにすることを検討したが、価格が1万5,000円前後なので他の方法を探すことにした。
もう1つがHDDコピーソフトを使う方法。
調べてみるとこの1年ほどの間に、HDDコピーソフトは各種出ていることが分かり、HDDの中にはこれらのソフト付きで売っているモノもあったので、この方法を採用することにした。
買ったのはBUFFALOの60GHDD。回転数5400、流体軸受けドライブ採用。HDD交換ソフト、バックアップソフト、パーティションユーティリティソフト付きで、価格は19,800円。
80GのHDDを購入する手もあったが、購入時に重視したのは回転数5400、流体軸受けドライブ採用の2点。80Gは回転数が高くなり、その分HDDが熱を持ってくる。HDDの発熱量は結構高く、その上に手を置いていると低温やけどをするほどである。実際私が使っているコンパックのノートパソコンは左のパームレストの下にHDDが格納されており、その上はかなり熱い。
流体軸受けドライブ採用にこだわったのは静穏性のためである。
交換用HDDの他に購入したのはHDDを入れる外付けケース。
古いHDDの中身を新しいHDDにコピーする時に必要なだけでなく、取り外した古いHDDを外付けHDDとして使う時にも利用できる。
普通はこれでOKだが、5年前に購入したノートパソコンはUSB1.1でUSB2に対応していないので、USB1.1をUSB2に変更する装置(カードスロットに差し込んで使う)も購入した。これが2,980円。ケース台2,380円。締めて25,160円の出費。
さて、いよいよHDDの交換。
まず、外付けケースに新しいHDDを取り付け、USBケーブルでノートパソコンに接続。次いでHDD交換ソフト(Migrate Easy)をパソコンにインスツールし、起動。
ちょっと不親切なのはBUFFALOのHDD付属マニュアルにソフトの使い方については「Migrate Easyのユーザーズガイドを参照」としか書かれていないことだ。やはりマニュアルは紙に書かれている方がいい。
昔からHDDはパーティションを切り、Cドライブにシステム、Dドライブにデータと分けて使っているので今回も分ける。ただし今回は60Gなので、Cドライブに30G、Dドライブ15G、Eドライブ15Gと3つに分ける。
パーティションを分けて使う理由は引き出しの中を整理するのと同じで、HDDの中をゴチャゴチャにしないためだ。
次は古いHDDの取り外しだが、これがちょっと拍子抜けした。面倒な作業を覚悟していたが、裏蓋のネジを1本外しただけで簡単にHDDを外せたのだ。カートリッジ方式になっていて、引っ張るだけで簡単に取り外せた。
したがって新しいHDDの取り付けも至って簡単。
20GHDDの中身をコピーするのに要した時間が30~40分。作業全体でも1時間半ぐらいで終わってしまった。
さて、HDDを交換して何が変わったか。
容量が増えたのはもちろんだが、Windowsの立ち上がり画面が半分近くまで短縮されるなど思わぬ副産物があった。
もしHDDの容量不足にお悩みなら、ぜひHDDの交換にチャレンジすることをお勧めする。また中古パソコンを買う時は、HDDだけは大容量のものに取り替えることをお勧めしたい。それだけで快適なパソコン生活が送れる。