蔵っ子日記

これは中堅(?)蔵人の日々を綴った素朴な日記です。
だんだん「蔵っ子」と言えない歳になってきたか?でもよろしくね。

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ついに、KA ・ I ・ ZO ・U ♪

2010年03月31日 21時28分36秒 | 日本酒
あ~、なんとなく晩酌が効いた~。
よく働いたなあ~と思う日。お腹すいたなあ~と思う日。
調子に乗って晩酌が進むと…、すごくいい気分である。
このまま風呂入って寝てしまいたい~と思いつつも、机に向う。

そうです!今日は、記念すべき「皆造(かいぞう)」の日でした。
万~歳! 万~歳! 万~~~歳!
とまでは行きませんが、とにかく一区切り。21BY全ての酒を搾り終わりました。
(かいぞう=皆、造った=全て酒になった)ってこと。



もうこのようなもろみがないわけです。

毎日品温をはかり、成分を分析し、冷やしたり温めたり…が無いわけです。

もろみ酒(どぶろく)がないわけです…(寂)

まあ、しかし、最後の仕込「純米吟醸 佐香錦」なかなかいい出来だと思います。
“佐香錦„とは島根県オリジナルの酒米の名前ですが、うちではこの1本しか仕込んでいません。
最近、評判も登り調子の期待の星(?)です。また近い内に紹介したいと思います。

とにかく、今日は「皆造」で、良かった良かった。
あとは予定通り出来たかどうか? 計算してみないと分かりませが…。(そこ大事!)



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京都から蔵見学&きき酒♪

2010年03月29日 22時15分05秒 | 日本酒
昨日は蔵をお休みにしましたよ。
久々の一日休み、ともなると、何しよう~♪となるのですが、
実は、京都(滋賀)から来られるお客様のために時間を作ったのでした。
おかげさまで、仕事を気にせずのんびりゆっくりお話が出来ました。

今年の十旭日はどんな出来だろう?是非、新酒を試してみたい、と
遠路はるばる来て下さるお客様。本当に感謝ですね。
自分の好きなお酒が、どんなところで、どんな人たちが造っているのか、
その場所を見て、話を聞いて、そのお酒をより好きになってくれる、応援してくれる、
日本酒の世界は、こういった蔵と人、人と人とのつながりもとても大事だなあ、と
つくづく思います。
もちろん、造り手としてはいい酒を全力で造ることが最も大事ですが、
こういった機会も積極的に持っていきたいなあ、とも思います。

さて、蔵での真面目なきき酒のあとには、懇親会。
日帰りの強行日程のため、少し早い晩御飯とさせて頂きました。
出雲だからやっぱり「出雲そば」+コース料理に舌鼓♪ お酒はもちろん十旭日~。



うわあ~ブレブレだ~。誰だかわかんね~(その方がいいのかな?)
もう一回。



そば食べましたね~。9段割子(なわけない)
やっぱブレてるけど。

とにかく楽しいひと時でした。みなさまありがとうございました。

来月は、反対に京都行きま~す♪ みなさま、また宜しくお願い致します。

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地酒 宴結び! in 松江 へ参加

2010年03月23日 21時35分29秒 | event
あ~、3月が早い~。
あの大雪の記事から、書いていない…(大変申し訳ないでごわす)
後日、出雲に来られたお客様が、「めっちゃ、寒かったらどないしよ」と厚着…。
完全に私の日記のせいだ…完全に惑わしている。もっとこまめに天気の報告をしなければ…。

とは大して思っていませんが、更新怠慢はいけません。ここは素直に反省。

そして久しぶりの記事は、「地酒宴結び in 松江」に行って参りました。
副題は「新酒と味わう島根のうまいもんフェア」である。



場所はJR松江駅おりてすぐ。

来られたお客様の心を(勝手に)イメージすると、

駅から降りて少し歩く。「久しぶりに松江に来たな~」
ふと、前方で何かしらイベントをやっている。「何やろ、賑やかだね」
「地酒」「入場無料」の文字が目にとまる。「地酒か~、昼間から酒もちょっとな~、でも覗いてみようかな」
「〇櫻」「開×」「天◎」「+旭日」他…、「…知らんな。でもお客さんが旨そうに呑んでるな…」
「日本酒呑めないわけでもないし、700円で呑み放題なら、いいかも。」と、一通り見てからチケット購入。
「何!意外に旨いな!いつも呑む日本酒と違うぞ!いろいろ試しちゃろ」
「おつまみも売ってるやないか。今日は休みだし昼間のお酒もまあいいか!」

と、唐突だけど満足して頂けた方は、こんな感じではなかったろうか。



もちろん、事前に分かってて来てくれたお客様は多数。
私達は皆、精一杯、新酒やこだわりのお酒をお客様におすすめさせて頂きました。

お酒が呑めるイベントは多々あります。
会費の高いもの、高級ホテルでやるもの、県や市を挙げて行うもの、飲食店がやって下さるもの、
蔵元自ら敷地内で行うものなど、多種多様です。それぞれに良い面、課題となる面があります。
この度も、新しい感覚をふんだんに取り入れたある意味面白い会でした。
大事なのは、日本酒を好きな方が、その日本酒の魅力を上手に伝えていくということ。
時には大胆に、派手に、また、細やかな気配りも見せ、上品に…も必要でしょうか。

え~、長くなりましたのでこのくらいで失礼しましょうか。

しかし、3月はこのような新酒披露イベントが立て続けにあり、なかなか大変!
だって、まだ、蔵の仕事(酒造り)も終わってませんから!…残念!(って古い…)








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いまごろ大雪?

2010年03月09日 21時26分13秒 | 日本酒
仕込が済み、いまは蔵人達は何をしているのか?

一番の大仕事は上槽(しぼり)ですが、これも毎日あるわけではない。

では、なんでしょう?

しぼったお酒の「滓(おり)引き」。滓とはしぼった清酒の中にあるにごり部分のことで、
しばらく低温で置いておくことで沈殿します。この滓が長い間いっしょにあると酒質に
変化が出るので、滓の部分と、透明な部分に分ける作業、いわゆる「滓引き」を行います。

また、生酒期間が長くなると同じように酒質に変化があるので、「火当て」、要は加熱処理を
したり、それこそ貯蔵作業。瓶に詰め代える作業なども忙しいです。

その一方で、片付け。

使った道具を片っ端から洗い、解体し、所定の場所に収納します。
なんか、酒造りも終わったんだなあ~を実感しながらの作業です。

さて、本題ですが(これが本題か?)、今日の出雲は大雪でした。
おそらく積雪量でこの冬最大ではないでしょうか。おいおい3月ですぞ。
久しぶりに、吐く息が白く、水仕事で手先が痛い、そんな感じでした。
暖かい気候は嫌だけど、いきなりこの寒さはこたえるなあ…。




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真の甑倒し

2010年03月04日 21時07分45秒 | 日本酒
早くも3月です。もうちょっとすると桜かな?
蔵の中にはもろみがあるので、あまり暖かくなるとこれは困ります。頼むぞ、低温、低温で…。

さて、先日、甑倒しだ、お祝いだ~のネタを書きましたが、
実は、まだその時には甑は倒れていなかったのです。
一応、最後の留仕込が済んだら、甑倒しとしますので、嘘ではありませんが、
残ったものとして「四段仕込」というものがあったのです。

この「四段仕込」とは、簡単に言うと、蒸米を糖化させ甘い液を造り、これを上槽前のもろみに添加します。最後にアルコール添加する普通酒等には、一般的によく利用されます。

ということで、この蒸米作業が残っていたため、甑は倒れていなかったわけです。

しかし、昨日、正真正銘最後の蒸しも無事終了し、甑を使用しなくなりました。
写真は小型の蒸米機ですが、ようやくこの冬の仕事を終え、片付けているところです。
お疲れ様でした~。



在りし日の甑の姿 ※この上下が解体されます



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