蔵っ子日記

これは中堅(?)蔵人の日々を綴った素朴な日記です。
だんだん「蔵っ子」と言えない歳になってきたか?でもよろしくね。

神在月出雲 全国そばまつり~

2006年10月30日 20時52分18秒 | event
先週末もイベントでした。出雲そばの有名なこの地で、「全国そばまつり」なるお祭りが開催されたのです。(今年で何回目かは分かりませんが)毎年恒例の行事となっております。私たち地酒蔵元も、その他特産品を販売する皆様と一緒に出展させて頂きました。写真のように特産品販売のテントがずら~と並んでいるのです。
金曜から日曜まで3日間だったのですが、天気は快晴!暑いくらい。出足は良かったように思います。あくまで「そば」がメインです。一杯500円~900円くらいで、他県のおそばも食べれるし、もちろん地元出雲のおそばも食べれます。私は新潟県から来られた某蕎麦屋さんの「へぎそば」を食べました。昔新潟に住んでいたので、「そういや、飲み会のあとにこれを締めでよく食べたなあ」と感慨にふけりながら美味しく頂きました。
さて、お酒の販売の方は、というと・・・、ぼちぼち?実績よりPRですPR!これも大事。

大ホーロータンクよ、さようなら~。

2006年10月17日 21時08分53秒 | 日本酒
10月も半ばになり、もうすぐ蔵入りです(11月初旬?)。しかし、蔵の中はまだまだ片付いておらず、焦る・・・、もうすぐ杜氏さん他皆さんがやってくるのに・・・。
しかし昨日は大掛かりな片づけをしました。思い切って使用していない写真のような大きなタンクを出すことにしたのです。しかし、「昔よくこんなもの入れたなあ・・・」と思うほど、天井すれすれ、タンクにコロを履かせて道路に出したら、道幅いっぱい!トラックに積んだら、荷台ぎりぎり!冷や汗ものですね。ただ最後にトラックに載せられて去っていくタンクを見ると、ちょっと寂しい気持ちになりました。「当時さぞ高かったものなんだろうなあ・・・」
日本酒業界はいまだ厳しい環境ではあります。いろんな面で見直しをして、より作業効率よく設備を再配置し、いい酒を造り続けていけるよう頑張らねば。

どぶろく祭り!

2006年10月13日 18時01分00秒 | 日本酒
毎年10月13日は特別な日です。こちら出雲地方(旧平田市)にある佐香神社にて、どぶろく祭りが行われるのです。どぶろくとはもろみ酒のことで、見た目おかゆのように少し溶けたお米が入ったお酒のことです。どぶろくを造ったり呑んだりできるところは、全国的にも限られた神社や地域でしかなく、そういった意味でも全国から人が集まるちょっとした全国区のお祭りなのです。
それともうひとつ、同神社で午前中行われる酒造祈願祭があります。現役出雲杜氏が一同に会し、また酒造に関係する先生方も来られ、今年の酒造の安全、良質なお酒が出来ることを祈願するわけです。宮司がおっしゃった一言、「日本酒低迷の今の時代だからこそ、本物のすばらしいお酒を世に出し、出雲杜氏の確かな技術力を全国に示してください」プレッシャーにはなりますが、確かにそのとおりですね。気持ちが新たになります。この祭りを皮切りに、杜氏さんたちは全国の蔵へ酒造りに向かうわけです。いよいよだな~今年も頑張らねば!

夢フェスタ in いずも 晴天盛況!

2006年10月10日 17時46分13秒 | event
10月8日(日)・9日(月)に出雲市中心商店街で「夢フェスタ in いずも」が開催されました。両日とも出雲は大変良い天気!お出かけにはサイコーで、よく賑わっていたと思います。初日のメインはおろちおどりパレード。昔っからある単純な踊りですが、逆に年配の方から幼稚園児まで踊れるというメリットもあり(?)、良かったのではないかと思います。私は巨大なおろちみこしの担ぎ手でしたが、尻尾の先端を任され、元気よく暴れるというよりも、振り回されておりました。(とほほ)
二日間ともに、たくさんの屋台、輪投げ、紙飛行機飛ばし、ビンゴゲーム、ミニSL、音楽ライブ、大道芸等々、楽しめるイベント盛りだくさんでした。もちろん旭日酒造店頭でもお酒や酒器を販売しました。(やっぱり「秋あがり」好評でしたよ)忙しくても人で賑わったり、物が売れたりすれば、気分もいいですよね。今日からはまた現実に戻って・・・瓶詰だ、片づけだ、掃除だ・・・仕事がたまっている・・・。

追伸:店番の私の代わりに写真たくさん撮ってくれたI君、ありがとうね~。

しまねの地酒をきき酒する会、十旭日を囲む会、しまね清酒まつり!とまとめて。

2006年10月07日 20時20分42秒 | event
目が回る忙しさです~。
先般、この日記で紹介しましたが、東京出張をして参りました。まとめて報告。

10月4日(水)毎年恒例の「しまねの地酒をきき酒する会」(於:島根イン青山)に出展して参りました。試飲、説明が主で、酒販店様、料飲店様が主なお客様なのですが、みなさん熱心にお酒をきいておられました。県下16の蔵元が参加しておりましたので、酒の総数を考えると・・・、こりゃ大変です。若い料理人さんもたくさん来られ、なんか嬉しくなりました。「十旭日」印象に残ってくれただろうか?

またその晩、池袋の居酒屋Zさんで「十旭日を囲む会」を開いて頂きました。蔵っ子も夫婦で参加させて頂き、老若男女、色々な方から励ましの温かいご声援を頂きました。東京のような都会地で、しかも30名ほどものうちのファンの方に集って頂き、ほんとに感激~。写真を撮る暇も無く、呑んで、食べて、話しての充実した時間を過ごさせて頂きました。(参加頂いた皆様!このブログ見てたら、またコメントくださいね~)

最後に昨日、松江にて「しまねの清酒まつり」に参加して来ました。(写真はそのときの様子)県下30数蔵?ほどの自慢のお酒がずらっとならび、参加者も約200名!年に一度の島根県での日本酒の大イベントだけあって、なかなかのにぎわいでした。「地酒が美味しい」「地酒を応援したい」と思っている人たちがたくさんおられるわけで、その期待に応えられるよう我々も頑張らなければ、と思いました。

大変長い日記で申し訳ありませんが・・・実は明日も地域のイベントが待ってます。
またまたまたまたお酒のPRだ~。がんばるぞお~。

情熱のフラメンコ!

2006年10月02日 20時54分06秒 | event
昨日、10月1日は日本酒の日でした。10月になると、衣替えがあったり、人事異動があったり、急に寒くなったりと、特に季節の変わり目を感じますね。そして10月は我々にとっても忙しい月で、日本酒のイベントや地域のお祭りがわんさか、そして酒もだんだん動き出す時期です。
実は昨日、某会社のフラメンコディナーショーに参加して来ました。自慢のお酒の試飲と販売をさせて頂きました。料理とお酒、そして有名な先生を招いてのフラメンコ。初めて見ましたが、すご~くカッコよかったです。(でも自分には・・・似合わないかなあ~)
このイベントに参加してみて思ったことは、「日本酒+和(風)」に必ずしもこだわらなくてもいいのだなあ、ということ。楽しい場所に、嬉しい場所に、美味しい時間に、「美味しい日本酒」ならそれでいいのかも。まずは知ってもらうことから始めなくては。がんばろう!

【 耳より情報 】
HPアップに間に合わないのでブログにてイベントのお知らせです。

■10月4日(水) しまねイン青山(東京)にて「島根の酒をきき酒する会」
 蔵っ子夫婦で参加しますよ。主に酒販店、料飲店様向けなんですけど・・・、お待ちしております。

■10月6日(金) ホテル一畑(松江市)にて「しまねの清酒まつり」
 島根県下の蔵元が揃い踏み。日ごろ飲めないお酒を飲んで、クイズに答えて、楽しみましょう!お問い合わせは県酒造組合(0852-26-5595)まで。