なかなか行けないところを再訪することは、深い感慨がある。それが距離的に、しかも金銭的に条件が課されていればなおさらだ。一度経験した旅行をなぞるように追体験するのは、長い人生でも、そうないと思う。
自分は、ハワイにたどり着くまでに45年もかかった。だから、その次はもうないのかもしれないと思っていたが、初ハワイから2年後に2回目が実現した。初めてのハワイでは、いろんな希望ががあった。例えば、パンケーキを食べに行くこと、ロコなフードを食べに行くこと、コナコーヒーやサイミン、ハンバーガーにビール、それはそれはいろんな夢を見ていた。一応、いずれも無難にこなしたが、満足いくものは多くない。その中で、とりわけ成功したのが、ハンバーガーとビールだった。
宿泊しているホテルの近くに、マイクロブルワリーの店があり、しかもそこはハンバーガーも販売機していた。アメリカらしいビッグなハンバーガーである。
2回目のハワイでも秘かに再訪を計画、ボクはなんとかまた店を訪れることができた。
前回訪問時はブロンドの超美人お姉さんとマッチョなお兄さんの組み合わせだったが、あれから2年。案内係の人が不在で、厨房には真面目そうな男性が一人、パートと思われる女性が一人対応してくれた。
15時から17時はハッピーアワー。クラフトビールは1杯5ドル(約550円)で飲むことができる。この機会は使わなければいけない。
今回頂いたのは、「808Pale Ale」。
アメリカのビールはライトビールのイメージが強いが、どっしりとした飲みごたえがたまらなくうまい。日本のビールはキレ味重視、でもハワイのビールはやや甘い。多分、同じものを日本で飲んだら、「まじぃ」となるが、そこは気候や雰囲気が異なるワイキキで飲むと抜群にうまいから不思議だ。
つまみというか、主食というか、お目当てのハンバーガーは、「チーズバーガー」。
このチーズバーガーのうまささといったら。しかも、このボリュームならば13ドルは納得。ハンバーガーではなく、もう肉料理だ。
二杯目のビールは、「Skinny Jeans IPA」。
香りの強いホップが爽やかな喉ごしを感じさせてくれる。これも抜群にうまい。基本的には、スナックのつもりで、この店に食べに出かけるが、結局メインディッシュな職員になってしまう。ワイキキ周辺には、マイクロブルワリーがいくつか点在する。全ての店を回ってみたいが、なかなかそれもできない。
今回、「ワイキキ ブリューイングカンパニー」を家族で再再訪する。とても楽しみだ。