
WインクのK部さんと別れて、ボクは博多の駅ビルを散策した。
K部さんはJALで、ボクはスカイマークで帰京する。夜の最終便。運賃も安い。だから、ボクには時間があった。11年ぶりの博多。さて、どこで飲もうか。ただし、時間は無尽蔵にあるわけではない。そこで、効率よく、ネットで調べると、なんとこの駅ビルの中に立ち飲みがあるではないか。
その名も「よかたい」。どうも、駅ビル内には2軒の「よかたい」があるらしい。適当に歩いてみると、「マイング店」の方に出た。白い暖簾が清々しい。まだ、16時半なのに、多くの客で賑わっている。なかなか活気のある店だ。「食べログ」情報では、朝10時から開店しているらしい。昼飲みではなく、朝飲みが可能である。
店は手前のカウンターが立ち飲み。奥のテーブルは座りのようだ。立ち飲みよりも座りの方が席比率は高い。最近は、立ち飲みと座りが共存する店が多い。
立ち飲みにポジションした。
まずは「生ビール」。樽生はサッポロの黒ラベル、これが510円。結構な値段である。ちなみに「ダイナマイト」は、いわゆる大ジョッキ。これが870円だ。瓶は赤星で470円。なかなかやるな。
ちなみに、酎ハイ関係に着目すると、プレーンはない。「ウーロンハイ」で290円だから、まずまず頑張っているほうか。ホッピーもラインナップしてたが、外は小売用のリターナブル瓶。やはり、ホッピービバレッジは九州もカバーできていないか。ホッピーセットは410円。う~ん、まずまずといったところ。
つまみの種類はかなり豊富だ。ラミネートされたメニューブックは数ページに及ぶもの。ただ、あまりワクワク感がないのは何故か。やはり、居酒屋は壁の短冊を見て感じるものがあるのかも。その方がイマジネーションを掻き立ててくれるのだろう。
博多といえば、「もつ鍋」。しかし、700円は微妙。ちょっと妥協して「もつ煮込み」に。これが290円。ボクは豚もつで十分だ。にらが入っていなくてもOK。ただ、どうにも、「もつ煮込み」がそれほどおいしく感じない。味噌の違いだろうか。それとも独特の味付けがあるのだろうか。
「ゴマサバ」(480円)、「おばいけ」(460円)。西日本らしく、博多らしい肴が並ぶ。いいじゃない。
しかし!
と言わざるを得ない。
なんか、楽しくないのだ。
店の雰囲気か。このカジュアル感のせいか、店にグルーヴ感がない。これは博多独特のものなのか。なんか、リズムに乗れない。立ち飲みはライブハウス的なスケールが魅力だが、ここは、市民ホールみたいな感じ。
博多駅に「よかたい」は、2店舗あるが、もうひとつの「デイトス店」は、「食べログ」の評価が、この「マイング店 」より、0.3も高い。その差はなんなのか。
ボクは、早々に切り上げて、次へ行くことにした。
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