新型コロナウィルスはどこ吹く風。渋谷は相変わらず人が多い。
いや、それでも多分少しは人出は減っているのかもしれないが、いかんせん若いやつらが多い。Jkっぽいのがうようよ。
仕事が終わり、タワーレコードで用を足した後、さてどこに行こうか。立ち飲みラリーの続きをしたいのだが、いかんせん16時に開いているお店は限られている。そこで、仕方なくスマホを取り出し、「近くの立ち飲み」と検索すると、もろに近所に立ち飲みが見つかった。新装したパルコの地下にある。
「未来日本酒店&SAKE BAR」。
最近、日本酒を中心とした角打ち系の立ち飲みが増えてきた。日本酒の消費量は減っているものの輸出は増えており、インバウンドも含めた新たな販路の開拓が、このような動きに拍車をかけているのだろうと踏んでいる。
店はオープンで入りやすく、とりあえずメニューを見せて貰おうとカウンターにポジションした。
酒の種類は豊富。店員の説明によると120種もの酒が常時あるという。また、AIによる酒の好みを判定するマシンも導入しているらしい。文字通り、未来の角打ちのよう。メニュー表だとピンとこないので冷蔵庫を見させてもらった。お、「立春朝搾り」がある。「箱根山酒造」のものか。まずはこれからスタートしてみよう。
酒は一杯500円から。あても小皿のちょびちょび系つまみが500円から。したがって、酒とあてを一品ずつオーダーすると、もはやそれで1,000円だ。この渋谷のパルコという場所柄、致し方なしと思うのだが、これでは試飲の意義が薄れてしまうのではとも思うのだ。
あては「めひかりのオリーブオイル漬け」をチョイス。酒も肴も悪くない。
カウンターには日本人女性、お一人様。テーブルには西洋人2名。この後、もう一組の西洋人が入ってきた。今や、日本酒はSAKEとして認知され、世界の共通語になっているらしい。
2杯目は23区内唯一の酒蔵、東京港醸造のどぶろく。
田町に蔵を構え、自分は時々、その前を通りすぎる。どこで酒が買えるのかと思っていたが、まさかここで出会うとは思ってもみなかった。店員さんの勧めで、純米どぶろく「江戸開城」をチョイス。一口飲むと、甘味とシュワシュワが口の中に広がった。都会の真ん中にあり、四季を感じさせない環境にある蔵だが、酒造りはしっかりしているようだ。
2杯飲んだら、すっかり気持ちよくなった。立ち飲みとして楽しめる店ではないが、渋谷パルコの地下にある角打ちという点で話題性は十分。角打ちはとうとうここまで来た。
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