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キッチンカーさすらひ 004 「煮込屋 赤ねこ」(千代田区神田練塀町)の「スパイス煮込丼」

2020-03-16 18:22:15 | キッチンカーさすらい

ちょっと古い話しになるが、1月最後の日、秋葉原の富士ソフトビル前広場で最後の仕事となったキッチンカーがあった。そのクルマは「煮込屋 赤ねこ」。実はこのキッチンカー、いろんなところで目撃してきた。ある時は、味の素スタジアムの青赤広場、またある時は豊洲市場脇にある広場など。しかし、その度に自分は黙殺してきた。自分の中にこだわりがあったからだ。キッチンカーでいただくのはエスニック優先と。しかし、この日、富士ソフトビル広場のラストを飾るということで、初挑戦してみようと思ったのだ。

料理は牛モツを煮込んだ「煮込丼」。ベーシックメニューのそれは800円。同じ金額で辛い味付けもできるようだ。おや、カレー味の「スパイス煮込丼」というのもあるらしい。銀座「オールドデリー」の料理長が監修したとある。数量限定と書いてあるが、まだ売り切れてないのか。お店のお兄さんに聞くと、まだ残っているとのこと。よし、それに決めた。

「赤ねこ」のお兄さんによるとキッチンカーは計3台を保有。そして今回また新たに1台クルマを購入し、キッチンカーに仕上げたらしい。確かにこのハイゼットもマットなブラックにオールペインされており、いかにも手作り感が感じられる。なお、今後は北品川の旧東海道にて出店するとのこと。

さて、その肝心の「スパイス煮込丼」だが、完全にやられた。牛モツがとにかく柔らかいのだ。いや、それよりも何よりも、肉の大きさが桁違い。豚もつとはスケールが違う。その大きな牛モツを惜しげもなく、投入し、何時間も煮込んだであろう、逸品が「赤ねこ」の「煮込丼」なのだ。そして、スパイスはもはや完全にインドテイスト。それがもう全然なんちゃって感が微塵もなく、まさに本物。肉の質と量、そしてクオリティにただただ圧倒されたのだ。

一体今まで、自分はこんなにうまいものをみすみす見逃していたと思ったとき、行き場のない悔恨がふつふつと沸き上がってきた。まさか、近所の広場の最終出店日に気づくなんて、本当に遅すぎた。

「煮込丼」。海鮮丼が巷の人気をさらっているが、その対極をいくのが、「赤ねこ」の丼もの。しかし、どこにも真似できないスペシャルな旨さがここにある。今度はいつ再会できるか。かくなる上は北品川まで行こうか。とにかく、一度食べたら、もう病み付きになる旨さだ。

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2 コメント

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Unknown (モノノフ)
2020-03-17 10:29:38
私が住むのは人口五万人を下回る田舎町ですから、そもそもキッチンカーなるものを見たこともございません(^_^;)
お隣の県庁所在地の和歌山市では見掛けます♪
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Unknown (熊猫)
2020-03-17 14:29:04
モノノフさん。

キッチンカーはオフィス街やイベントで成立するビジネスかもしれません。ニッチなビジネスといえばそうかもしれませんが、それだからこそ、自由な料理が可能ともいえます。なので、とっても魅力的なんですよ。しかも、無愛想だとお客には愛されませんから、店主の方も皆優しくて癒されます。

クルマも面白くて、保安基準に適合してるのかなと見入ったりしています。
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