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居酒屋放浪記NO.0180 ~浦和レッズのホームか!?~ 「酒蔵 力(RIKI)」(さいたま市南区)

2008-06-10 21:21:16 | 居酒屋さすらい ◆地方版
 サッカー観戦の後は、やはりうまい酒が飲みたい。
 勝ってそれこそ悦に入りながら、勝敗を分けたプレーやスペクタクルなゴールシーン、或いは、地味ながらも献身的にチームプレーに徹した選手の称賛など、それらを肴にすれば何杯でもいけちゃいそうだ。
 
 たとえ、負けたとしてもうまい酒で癒されたい。
できれば「バール」のようなお店で気軽にスナックでもかじりながらうまいビールを飲むのがいい。知らない人とも気軽に話しができるし、好きな時にササッと帰れる。サッカースタジアムの近く、最寄り駅に立ち飲み屋があれば最高だ。

 過日、浦和レッズサポが集う店に行った。ここは立ち飲みではなかったが、気軽に入れるいいお店だった。

 何故、FC東京サポであるわたしが、わざわざその店に行くことになったかって?
 実は、会社の倉庫が武蔵浦和にあり、仕事でちょっとした作業を倉庫でしなければならなかったから。
 その作業を同僚T根が手伝ってくれたもんだから、驕ってやることになったというわけ。
 店に入ってみると、真っ赤な前掛けをした店員が「いらっしゃいませ」と迎えてくれる。
 だが、店内は思ったほど、レッズレッズしていない。
 店内中央の大型の薄型テレビでレッズの試合のビデオが流されているが、レッズの形跡はあまり見られない状況だ。
 T根が言うには、近所に系列店の焼き肉屋があり、そこには小野伸二のサイン入りユニが飾られている、とのことだが。

 メニューを開いて、真っ先に目がいった。
 「レッズサワー」(320円)。
 思わず、レッズを「飲み込んでやる」と注文しようとしてやめた。ここは、冷静になって、生ビールから。銘柄はサッポロ。恐らく黒ラベルだろう。
 そして、「もつ煮込み」(380円)を各2つずつ頼んだのである。

 煮込みは良くも悪くもオーソドックスな品。ここでキムチとか入れちゃって、真っ赤に染まったスタジアムのようにしてみれば、工夫があって面白かったのに。
 だが、このお店、内蔵系の肴は充実しているようである。近所にあるという焼き肉屋さんと仕入れが同じなのであろう。
 「豚ガツ刺し」(350円)「千枚刺し」(400円)、我々は立て続けにそれらを頼んだ。
 いつしか、飲み物は生ビールからホッピー(400円)に切り替わっている。

 思えば、T根とは、よく神田の「酔ってけ」(=当ブログにはエピソードは収録されていない)で「ガツ刺し」をよく食べたっけ、としみじみ回想してみる。大抵、にんにくで食べてウチに帰ってひんしゅく買う、みたいな。あの頃を懐かしみながら、我々は「ガツ刺し」をつまんだ。
 店は少しずつ混み始めてきた。気が付けば、我々が座っているカウンターはいっぱいになっている。

 ホッピーの中味をお代わりした。
 中味は320円。
 値は妥当なところか。
 ちなみに枝豆、お新香各280円は、安い酒場の部類に入るだろう。
 
 赤い前掛けの店員は忙しそうにてんてこ舞い。しかし、スタッフ各人は皆本当にレッズ支持なのだろうか。実はアルディージャに心酔するものはいないのだろうか。そんな疑問が頭に浮かぶ。
 
 その昔、わたしは広島の某企業に訪問したことがあり、その一人に話しを聞いた際、少し意外に思ったことがある。それは、会社の全員がカープファンであるのに対し、実は自分だけ「タイガースファン」なのだという告白であった。だが、みんなの前でそれが言えず、カープファンのふりをしているのだという。
 
 果たして、この店にもそういう人はいないか。それとも、就業の条件に、「レッズファン」の項目が入っているのか、などと余計な心配をしていると、メニュー表にこんなものを見つけた。
「アルディージャサワー」。

 おいおい、八方美人かよ。しかし、この雰囲気では、大宮サポはこの店来られないナ。だって、完全に大宮にとってはアウェーの雰囲気だもん。

 しかし、まさか店の中にFC東京サポがいるなんて思いもしなかっただろう。
 もし、見つかったら?
 まさか出口をふさいで、缶詰にするんじゃないだろうね。
 ちなみに、01年の駒場で一度缶詰にされています。



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