
母が亡くなって、変わったことは、お墓参りのルートが変わったことである。
これまでは、墓参りを父と共に行い、その後父のクルマで成田に向かい、母に会いにいくというのが常だった。
だが、それも母の死後、一変した。
今は墓参りが終われば、八千代中央の駅前にある「バーミヤン」で昼飯を食べるようになった。
この「バーミヤン」がけっこう使えるのである。
紹興酒がグラス108円なのだ。
しかも、案外イケるのである。
よく、中国食材店で売ってる300円の四合瓶は極めてまずいけれど、この「バーミヤン」紹興酒は、ある意味、横浜中華街で供される1合徳利よりもおいしく感じるのである。
しかも、ストレート、ロック、熱燗となんでも注文通りに持ってきてくれる。熱燗の場合は、ご丁寧にザラメも供されるから、ボクは驚いている。そのザラメ、「珈琲シュガー」と書いてあることから、あくまでも代用品なのだが、本格中華のような再現性と気配りを感じずにいられない。
これを3杯ほど飲んだら、もうご機嫌になる。
しかし、それでも僅か324円だ。
酒のメニューはそれだけではない。
焼酎の「黒霧島」がボトルで1,260円(うろ覚え)。しかも、ボトルキープもできるという。
「キープは何か月か?」との問いに、店員はこう言った。
「2か月です」。
惜しい。墓参りは盆暮、彼岸。チャンスは8月しかないのだが、毎年お盆はボク一人だけで墓参りをしており、そんなときは「バーミヤン」には寄らず、さっさと西船橋に移動して、「よっちゃん」で一杯やるというのがこの数年の行動になっている。
したがって、2か月の期間では、ボトルキープはできないのだ。
まぁ、そんなことはどうでもいい。
なんてたって、108円の紹興酒さえあれば、それだけで幸せだ。
「中華最強説」を唱える熊猫。
とにかく、うまい中華があればもう何も要らない。
我が家の家族はだいたい以下のものを必ずオーダーする。
①「ラ―メンと炒飯のセット」(長男)
②炒青菜(かみさん)
③焼き餃子2枚
④小籠包(長女)
①の炒飯はだいたい長女が食べてしまう。
残りをきれいにするのが、わたしの役目だ。
焼き餃子は酢に胡椒のみ。
これがたまらなくおいしい。
近年のファミレスの状況は、拙ブログでもお伝えしている通り。
ホッピーの「ジョナサン」、ワインの「サイゼリヤ」。そして、紹興酒の「バーミヤン」。
どこも本当に素晴らしい。
ある意味、変な居酒屋より断然いい。
墓参りが楽しみになっている我が家である。
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