
東京で最も高い美人率の街、恵比寿。とりわけ、iおいニッセイ同和損保へ行く通りの美人率は9割を超える。
その通り沿いにある喫茶店アルファ。
JR恵比寿駅東口を出ると階下に「スターバックスコーヒー」、階段を降りると「プロント」「ドトール」が軒を連ねるナショナルチェーンの激戦区。
だが、我が道を行く、古典的でもなければ、ましてやサードウェーブでもない、どこにでもありそうな喫茶店、いやその普通さがむしろ恵比寿において異彩を放っている「アルファ」。
黒木のシックな外観。緑のテントは開閉式。
でも、店内に入ると、美人はいない。一体恵比寿の美人はどこへ行ってしまったのだろうか。通りをいく美人らは。美人どころか、女性の姿が見えない。店内はオール喫煙。席に座る客は全て男性だった。
椅子やテーブルの什器は取り立てて面白いものではない。抹茶色の椅子。壁際はベンチシート。
極力、個性を排除していうようにみえる。壁にある絵、店内に流れる音楽。本やレコード、その他装飾のようなものはなく、オーナーのこだわる匂いを何も感じさせない。そんな空間である。
店内にて、目についたのが、カウンターとテーブル席の間にアイランドがある点。この店舗レイアウトは不思議だ。
このアイランドにケーキのショーケースが置いてある。
「ケーキセット」は750円。
ドリンクは「マイルドブレンド」か「アメリカン」「アイスコーヒー」か紅茶。ボクは「マイルドブレンド」で。お店のオリジナルブレンドかは不明。なにしろ、2人の店員で店を回しているため、お店の質問ができなかった。
ちなみにコーヒーはストレートも用意されている。
ケーキは3種類。熊猫は「苺のタルトケーキ」をチョイス。
サイフォン式で淹れるコーヒー。酸味と苦味のバランスがいい。
個性的な店が多い恵比寿に、あえて個性を消した喫茶店。
ボクはこういう店、実は好きなんだ。
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