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カレーさすらひ 003 - 粗挽き肉と茄子の麻婆カレー定食 - 「松屋 秋葉原店」(千代田区神田松永町)

2017-08-23 22:14:51 | カレーさすらい
「麻婆カレー」って。

 
こ、これは「たこ焼きラーメン」以来の衝撃だった。
マジかよ。
「マジだぜ」。
 
「たこ焼きラーメン」はたこ焼きが入ったラーメンである。断じて、ラーメンが入ったたこ焼きなどではない。ということは、「麻婆カレー」とは麻婆のカレーである。恐らく、誰もがそう思うだろう。名詞の最後の単語に、その物体の有り様は収れんされる。例えば、「キャットフィッシュ」という生物は魚であって、猫ではないし、人面魚は人の顔を持つ魚だ。「ウナギイヌ」は、ハーフだが、犬の要素が強いだろう。したがって犬である。
 
ところが、「松屋」にて、「麻婆カレー定食」を頼み、喜び勇んでそれを口に運ぶと、いわゆる一般的なカレーの味はしない。どちらかといえば、「麻婆」の味が強いのだ。カレーが麻婆の味に負けているのだろうか。それならば、「カレー麻婆」ではないだろうか。
 
日経スタイルの記事によると、日本人はかつて、カレーを「ライスカレー」と呼んできた。ごはんにカレーがかかったものを「ライスカレー」と呼び、グレービーボートなどにカレーを入れ、ごはんとカレーをセパレートにしている状態のカレーをカレーライスという。この論法に従うのであれば、「麻婆カレー」とは、麻婆の上にカレーがかけられるべきか。
 
「麻婆カレー」をまじまじと見る。

脂分が多く、インドカレーを思い起こさせる。痺れるような辛味はきっと辣油だろう。松屋のHPによると、このカレーソースには、豆板醤に加え、甜麺醤、豆鼓醤が加えられている。中華の調味料がふんだんに使用されているのだ。言うなれば、中華のスパイス。つまり、これは中華のカレーなのだ。

しかも、挽き肉と茄子、いんげんは、中華らしく、炒!そのあと、3種類の醤で煮込むという、まさにカレーのプロセスがありありと感じられる。ファストチェーンだから、実際の店舗では、そんな調理はしないだろうが。

うまいか?と聞かれたら、微妙か。
でも、炒めて、煮込んだスパイスの煮汁がカレーならば、「麻婆カレー」は間違いなく、カレーだろう。それを中華のテイストで具現化した松屋には脱帽だ。

品名:「粗挽き肉と茄子の麻婆カレー定食」(味噌汁とサラダ付き)

値段:590円(税込み)

米 :ジャポニカ米

大盛り:無料

辛さの調整:なし

期間:8月22日10時まで


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