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居酒屋さすらい 0540 - B級グルメの店、流行りもの! - 「中野B級酒場」(中野区中野)

2012-05-21 18:48:01 | 居酒屋さすらい ◆東京都内

吉祥寺の「ポヨ」に別れを告げ、さてはしご酒の始まりだ!と意気込んでみたものの、吉祥寺に目ぼしい立ち飲み屋はもうない。それなら、中野に行ってみれば、なんとかなるかなと中央線をのぼってみることにした。
中野に行くのは実に5年ぶり。飲みに行くとなると更に2年も遡る。アーケード横の飲み屋街の凄まじさといったら、もう。

だが、考えは甘かった。
お盆休みの初日の真昼間に立ち飲み屋はおろか、通常の居酒屋すら開いていない。
30分程度は通りをうろついただろうか。結局、諦めて入った店は「中野B級酒場」。
いわゆるB級グルメのお店らしい。
今や、B級グルメは町おこしの切り札的存在である。「B1グランプリ」なるものが開催され、こぞって多くの来場者が集う。ローカル色を大切にする風潮が強まっているのか、地方発信がブームを作っている。
そうした流行にあって、それをウリにする酒場の登場は必然であるように思う。
外観はわざと古めかしくさせたレトロ調。内装もやはり同様に、壁には昭和の懐かしい看板で飾られている。

カウンターに座ってみた。
まずは、「生ホッピー」。驚くことに、この店「生ホッピー」が置いてある。これだけでも、入った価値はありそうだ。

つまみは「甲府鳥もつ煮」である。B級グルメを一躍メジャーにしたのは、もしかするとこのメニューなのかもしれない。
2010年の「B1グランプリ」で初出場初優勝を飾り、一躍全国区に。キンカンの橙がアクセントに映える美しい煮込みである。
早速食べてみると、スープの甘さがやや気になる。醤油ベースのやや甘辛だ。
具材は色とりどり。砂肝、はつ、レバーなど、牛のもつとは味も形も全然違う。
これはウマイ。
だが、果たして、このお店はこの甲府の味を正確に再現しているのだろうか。
一抹の不安が頭をよぎる。

生ホッピーをお代わりして、更にメニューを繰ってみた。
「昭和のチューリップ焼き」なるメニューが登場したが、実は熊猫のお腹はすでにはちきれんばかりに膨れ上がっており、肴をたべることはやめにした。

「甲府鳥もつ煮」と生ホッピーの組み合わせ。
この絶妙なコンビを本場甲府で食べることはできるのか、それはわからない。
また、「B級酒場」なる店が忠実にご当地グルメを再現できているとも限らない。

だが、生ホッピーで全国各地の夢を旅することができる。これはある意味幸せなことではないだろうか。

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