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居酒屋さすらい 1591 - 千住大橋の角打ち - 「荒井屋酒店」(足立区千住橋戸町)

2020-01-24 22:42:14 | 居酒屋さすらい ◆立ち飲み屋

千住大橋駅の改札をくぐると聞こえてくる彼の唄。この日は僅かワンセンテンスで止まった。改札から数メートルの距離に、角打ちがあったから。今夜はもう、ここにしないと。一年後もこの店があるとは限らない。そして再び歩きだすと、また彼の唄は始まる。

♪こんな仕事は早く終わらせてしまいたい。まるでボクを殺すために働くようだ♪

駅を離れ、やっちゃばの近々を歩くと、唄はユニゾンになる。本当である。自分の心の中に流れる「太陽の瞳」に彼が歌ってくれるのだ。それが嬉しい。だから、毎年ここに来てしまうのだ。

さて、手を合わせて、今年はとんぼ返り。千住大橋の駅に。「荒井酒店」の暖簾をくぐった。店舗の左手が角打ちコーナーである。角打ちコーナーに行き、奥のレジに行くと、まず酒屋でチケットを買ってきて、と言われた。なるほどチケット制か。 

1,000円できっかり1,000円のチケット。100円のサービスはなし。チケットを持って角打ちのカウンターに。「生ビール」はたったの300円。ちなみにビールは「スーパードライ」。つまみは「チーズ&クラッカー」(200円)をチョイス。隣にいらつしゃるご婦人から、ポテトチップスのお裾分けをいただいた。

店内には4人の客がいたが、皆さんご常連のようだ。その皆さん、若い女性もいれば、野球帽を被った近所のおっさんまで。多種多様な人がいる。自分もその輪の中に入れてもらった。確実に違うのは、駅の隣にある、立ち飲み屋の「八ちゃん」とは客層が違うこと。一般的に考えると角打ちの方ががらが悪いような気がするが。

「生ビール」から日本酒にスイッチ。グラスにけっこうなみなみとついでくれる。銘柄は失念。これで400円。

チケットはこれできれいさっぱりなくなった。飾らず浮かれず、実に地味な角打ち。田原町の「フタバ」とは違うけど、清潔で好感が持てる。

「生ビール」は確かに安い。でも、他は高かった。だから1,000円使ってもまだ満足できなかった。

帰り際、野球帽のおっちゃんに、こう尋ねられた。「ここには仕事で来たの?」

「まぁ、そんなもんですよ。一年に一回」。

「たった一回きり?」 

「えぇ、来年もまたここで会いましょう」。

そう言い残して、店を後にした。

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10 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (千住大橋駅)
2020-02-13 06:47:40
千住大橋駅
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Unknown (金子織江)
2020-02-13 06:48:42
安藤遥
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Unknown (秋庭伶香)
2020-02-13 06:49:25
田中いちえ
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Unknown (北山真緒)
2020-02-13 06:50:43
北山真緒
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Unknown (平塚由佳)
2020-02-13 06:51:04
中村裕香里
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Unknown (秋庭伶香)
2020-02-13 06:51:14
井上早紀
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Unknown (津々浦々)
2020-02-13 06:51:29
津々浦々
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Unknown (河上夏子)
2020-02-13 06:52:08
並大抵
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Unknown (大庭彩歌)
2020-02-13 06:52:20
関羽
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Unknown (迦陵頻伽)
2020-02-13 06:53:20
伊関あゆみ
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