
初漬けのきゅうり、にんじんはものすごく評判がよかった。
漬けはじめの1週間は、若干塩辛いと聞いていたが、そのとおりで確かに辛かった。
この初漬けをまろやかにするため、最初に乳酸菌を入れる手法もあるようだが、家にヨーグルトがなかった。今後はそういた選択肢も取り入れたい。
2日めに露地物のきゅうりとなす、そして3日めにみょうがを漬けた。
まず、露地物のきゅうりを今朝食べたが、漬けが浅かった。2つの要因が考えられる。
ひとつは、冷蔵庫保存になったことで、発酵が遅くなったこと。それに加え、露地物のきゅりが通常のそれよりも太く、中まで浸透しなかった点が挙げられる。
このため、今朝のかき混ぜ時になすときゅうりをそれぞれ縦に割った。
これで事態はどう変わるか。
ぬか床が若干、含水率が高くなったような感じがする。これが今後どう変化していくのだろうか。
とりあえず、初漬けから3日め。今のところ順調。
タイトルを「さすらい」から「ホーロー記」とした。
いずれ、Kuma-changレシピから独立したコーナーにしたい。
7月25日(土) 初日
珍妙なこのタイトルに苦笑されている読者諸兄の顔が見える。
それとともに、不器用な自分が極めて難しいぬか漬けの世界を大々的に宣言する危うさに恐れおののく顔を想像する。
そう、これは壮大なサーガなのだ。
1日で終わるか、それともこのぬか床が家宝となるか、その壮大なテーマに対する挑戦なのだ。
ぬか漬けチャレンジにあたり、購入したものは以下の通り。
野田琺瑯のホーロー容器。「レクタングル深型」
そして、ぬか床には中村食品の「河村さんちの鉄粉ぬか床 1kg」。
いずれもamazonで購入。
何も考えずにこの両者を購入したが、結果的にぴったりなサイズだった。容器選びも最初は逡巡した。
100円ショップのタッパーでいいという人もいれば、ホーローが最適という人。だが、文字通り自分が手塩をかけて世話できるかと問うたとき、「いい容器」でなければできないと考えた。道具はいいものが必要だ。
さて、ぬか床。「河村さんち」のぬか床を選んだのは、簡単そうだったから。
そりゃ、生ぬかを買って、塩や野菜や昆布やらを自分で作るのが、この壮大なサーガに相応しいだろう。ボクはプロセスより結果を選んだのだ。うまいぬか漬けこそが必要だ。そのためには、時間とコストがかからない「河村さん」に辿りついた。
この「河村さん」、実に簡単だった。
水を1ℓ入れて、コネコネするだけ。そこにまずきゅうり2本、にんじん1/2を入れてみた。
ちなみにこれは捨て漬けではなく、いきなりアクセルフルスロットル。本番全開である。
温度管理はよく分からない。
昨日は部屋のエアコンを入れていたので28℃をキープしていたが、エアコンを切った昨夜から室温が上昇。昨夜の3時で30℃を超え、現在は31℃に迫る勢い。これはいかんと思い、ぬか床は冷蔵庫キープになった。
今朝、かきまぜをしたが、この作業、けっこう面白い。
さて、今夜、記念すべきぬか漬けを食べることができるか。
楽しみである。
温度管理は非常に重要な要素になりうるだろうね。
しかし、師も色んな事をしてるなあ。俺はどうもぬか漬けは好きじゃないんで、挑戦することもないだろうけど、つけものだとたくあんとか福神漬けとか一回作ってみたいなと思ってるよ。
でも、市販のと違って自分でつけたらぬか漬けも旨いんだろうね。師の子供達に好評だったというのがそれを物語ってると思うよ。
なお、イチからやらずに買ってきたヌカでやるところがまた師らしくて笑っちゃったよ。
あと、ちょっと調べたら変わり種ぬか漬けってのがあったぞ。ゆでたまごとか豆腐とかこんにゃくとか。まあ、発酵食品になるんだから結構何でもうまくなるんだろうね。
どぶろくとかも作りたいけど、違法だしね。
しかし、発酵食品は偉大だよ。
先人の知恵は本当にグレート!