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居酒屋放浪記 0357 - まさに海のYeah! - 「海鮮屋台 黒磯丸」(台東区上野)

2010-07-24 08:54:13 | 居酒屋さすらい ◆東京都内
「村役場」を出て2軒目に。
こんなパターンは今まで初めて。そして恐らくこれからもないだろう。

さて、2軒目はどこへ行こうか。
H谷川さんと相談するように辺りをキョロキョロみまわすと大漁旗を思わせるカラフルな小旗がちらちらと見える。
あんなところに居酒屋あったけ?
2人で顔を合わせてから、店に近づいてみた。
「海鮮屋台 黒磯丸」。
どうやら、数日前にオープンした店のようである。

海鮮屋台と銘打っているだけに、まさに海の家のような装飾。
壁によしず、椅子とテーブルは無造作に置かれている。
店の奥の厨房もお兄ちゃんが一人切り盛りする姿はまさに海の家を彷彿とさせる。

椅子の腰掛けたわたしとH谷川さん。
さて、何を飲もうかと思案。生ビールはプレミアムモルツ。これが469円。
しかし、わたしは既に「村役場」でサッポロ黒ラベルを散々飲んできた。
ここは違うものをと物色すると「黒磯サワー」(正式名称は失念)なるものが目に付いた。
店のオリジナルサワーか。こりゃいい、と思い早速注文した。

「オリジナルサワーを出す店はなかなかいい」。
これがわたしの持論だ。
町田の「立ち呑み屋」の「町田サワー」、神田の立ち飲み「かどころ」の「神田ボンバー」、駒込にある「駒路地」の「駒路地ロック」などなど。
かなりの期待を持って、飲んでみたのだが、あまりおいしくない。甘すぎるのだ。
コーラをベースとしたサワー。何で割っているのか、判断できないが、そのコーラもなんとなく薬くさい。
ということで「黒磯サワー」を飲み干して、わたしはビールに戻ったのだった。

オープン後間もなく、ということで店のオペレーションはあまりよくない。
女性の店員も慣れていないようだ。
酒肴の種類は多く、海鮮ものを中心に15品くらいは作ってくれそう。値段はオーソドックスか。「活き貝浜焼き盛り合わせ」(999円)「マグロのネギ間串焼き」(299円)「活きサザエの壷焼き」(499円)などなど。
どうやら、貝類の浜焼きが目玉らしい。
やはり海の家だ。

外装の演出、店員のオペレーションの悪さ、そして料理。
どれをとっても海の家だ。
海の家と違うのは値段。海の家は相当ぼったくるけれど、ここは案外やすい。
例えば、生ビールは海の家ならば、600円はするだろう。だが、「黒磯丸」なら、その3分の2の469円だ。

我々が食べたのは刺身と「活サザエ」。
どれも新鮮でおしかった。そして、演出の海の家が、その素朴なうまさにマッチする。

しかし、なんでまたここに来て海鮮居酒屋が増えたのか。やはり「根室食堂」や「トロ函」の成功がそこにあるからなのか。
なお、7月16日には「黒磯丸」から50mほどいったガード下(かつて、立ち飲み「市場」があった場所)に海鮮居酒屋「浜焼太郎」という店が出店し、この界隈も海鮮戦争が勃発しそうな気配である。

1ヵ月ほどくらい前から、御徒町駅のガード下に同店と思われる店員が客引きをするのが見られるようになった。赤いT
シャツを着た、まだ20歳前後の男女の若者数人がたむろして客引きを行っている。男女同士でお喋りをしたり、その働きぶりは感心できるものでもなく、むしろ、彼らがだらしなく道にたたずんでいることで、店のイメージを悪くしているのではないかとこっちが心配になるくらいである。
ちなみに、わたしはほぼ毎日そこを通っているのに、一度も声をかけられたことがない。
そんな小僧たちが切り盛りするという光景も、まったくもって海の家そのものなのだ。
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