
午前中の仕事が終わり、次のアポイントメントは15時。ぽっかりと空いた時間に、さてどうするか。大阪のレトロな喫茶店でも行って時間でも潰すか。それとも映画でも観に行くか。あべのハルカスを探検しに行くのもいい。そうやって、スマホでいろいろ調べていたら、「ラジウム温泉」のページが何故か出てきた。ん?何々。ほう通天閣の足元に温泉だって。いや、しかし通天閣といったらジャンジャン横丁。あんなとこ行ったら酒が飲みたくなる。いかん、いかん。だがそんな気持ちとは裏腹に気がつけば、「ラジウム温泉」とやらに向かっていた。
ジャンジャン横丁を突っ切り、通天閣へ。その麓には確かに風呂屋が。だが、温泉というより、銭湯の風情だ。入湯料450円は東京の銭湯より安い。番台を抜け、脱衣場に入ると、そこはもう本当に新世界だった。
とにかく広い。いや広大といった方がいい。東京の中規模銭湯の3倍はある。浴場のレイアウトは関東とは違っていて、浴場の中央に円形のメイン浴槽が設置されている。以前、京都でもこのタイプの銭湯に入ったことがある。そのメインの浴槽の向こうは炭酸泉。これで450円は安い。
まずはメイン浴槽で温まる。このラジウムは鳥取県の鉱石を使用しているとホームページに記載がある。独自に入手というのが怪しげだ。
炭酸泉もいいあんばいである。ゆっくりと湯船に浸かっていると、完全に脱力してきて、もうこの後仕事などしたくないという気持ちにさえなってきた。風呂上がりに串カツでもつまみながらビールでも飲みたい気持ちになった。
どれ、ちょっと奥の露天に行ってみるか。露天はそれほど広くもないが、立派な露天だった。狭い角度からではあるが、確かに通天閣が目の前にそびえる。これはなかなか素晴らしい。富士山を眺める露天風呂はあるが、東京タワーや通天閣が見える露天風呂ってあまりないのではないか。ましてや、この「ラジウム温泉」のように、ど~んと目の前にあるケースなんて。これは絶対一見の価値あり。夜に来たら、またきれいなのだろう。
いい風呂だった。だって2時間近くも入っちゃたもんだから。さて、気を引き締めて仕事に行くか。
スパワールドに屋上があるんですか?
3ヶ月に大阪遠征があるので確かめてみます!