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お風呂さすらい80 「湯の杜 ホテル志戸平」(花巻市湯口志戸平)

2017-10-07 17:27:36 | お風呂さすらい

確か20歳くらいだったか。花巻温泉に来たのは。

花巻温泉郷というくらい、広域に点在する天然温泉。25年前、どこのホテルに泊まったか。もう、すっかり忘れてしまった。確か、宮沢賢治記念館を訪問し、「アメニモマケズ」の直筆手帳を見たのだった。

今回、菩提寺の北条さんとともに巡るツアー2日目は、花巻温泉の志戸平で宿泊となった。


ホテル志戸平。

大きなホテルで、ひなびたという感じがなく、情緒は薄い。でも、温泉は素晴らしかった。

2本の源泉からひく、泉質と湯量には驚いた。「喜久の湯」。ナトリウム-硫酸塩、塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)と「まつの湯」の単純温泉。

その湯に相応しい、広大な浴槽の数々。

なんと、きくところによると、風呂の総面積は、岩手県一だとか。

だって、断然広い。

内風呂の「天河の湯」は、25mもの長さを誇り、露天風呂も広大だ。風呂は、川沿いに面していて、その風景だけでも、情緒溢れるものだが、対岸の山の木々は、この季節、紅葉で見ごたえ充分。また、対岸には、昭和初期まで湯船があったらしく、その跡が今も生々しく残る。恐らく、かつてそこは、かなり賑わったのだろうと想像するのだ。

ともかくも、壮大なスケールのお風呂なのである。

「お風呂さすらい」史上、最も大きなホテルの浴場だった。

 

10月ともなれば、岩手の山あいは、もうだいぶ冷える。

夕刻、朝方に、露天の温泉に浸かると、湯けむりが、またいい雰囲気を醸し出してくれる。

とくに、朝早く浸かる風呂は最高だ。

山あいの凛とした空気と湯けむりで、自分が今、この世ではなく、ともするとあの世にいるのではないかと思ってしまうほど。

「うん、いいあんべぇだ」。

 

ちなみに、この温泉。

坂上田村麻呂が観音像のお告げによって発見されたという。今でも、近くの神社は、釈尊にちなみ、4月8日と12月8日を祭日にしているという。やはり、これも釈尊のお導きだったのか。

ともかくも、いいお風呂だった。

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