
立ち飲み屋の可能性は確実に広がりつつある。安価な店が主体だった立ち飲みも、今や本格志向の店がかなり増えた。この「日本酒 室」もそのひとつである。
数ヶ月前に、PトリオスのH口さんとこの店を訪問した際、満員で店内に入れず。いつかリベンジをと思いたち、口開けの17時に店に向かう。
杉玉と白い暖簾が清々しい。戸を開けると、まだ客はそれほど入ってなく、難なく店内に入れた。美しい女性が2人で店を切り盛りする。
まずは生ビールから。
ビールはサッポロの銘柄を日替わりでいただくことができるという。この日はラッキーなことに、「エーデルピルス」だった。
店は北陸三県、石川・富山・福井の日本酒と、そのあてを存分に楽しむコンセプト。なるほど、立ち飲みはここまで進化したのか。
まずは、ポテサラでお手並み拝見。しかし、このポテサラの名前がやたらと長い。
「自家燻製たくあんと竹葉酒粕のポテサラ」(390円)。
多分、「居酒屋さすらい」史上、最も長い名前のメニューだろう。かつて、いぶりがっこを入れたポテサラをいただいたことがある。こちらも燻製たくあんを使用。わざわざいぶりがっこと言わないのは、北陸3県から逸脱しないようにか。しかし、確かにうまい。
「エーデルピルス」を飲み干し、いよいよ店の本丸へ。とにかく、酒の種類が豊富。日本酒に詳しくないので、知らない銘柄ばかりだが、とにかく酒のラインナップが素晴らしい。この店の近所には、「名酒センター」があり、酒好きが集まるが、この店のラインナップも堂々としたものだ。自分が知っている銘柄は「天狗舞」(380円)。まずは無難なところからスタートしてみようか。
さて、つまみは何にしようかといったところで、会社から連絡が入った。ちょっとトラブルが発生したらしい。とんだところで水入りに。せっかく、これからというところで。
ぐ~っと酒をあおって、泣く泣く店を後にした。
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