
年に一度のうっち~さんとの野球観戦。3年ぶりの東京ドームは、サヨナラ負け。意気消沈しながら、ボクらは水道橋駅裏の盛り場へ。
うっち~さんの手引きで来た店は「ちゃい九炉」。この店には見覚えがある。立ち飲みラリー、山手線編の浜松町。ボクは、この店の前に立ち、店内の様子をうかがった。
友人から、もたらされた情報によると、この「ちゃい九炉」という店は、立ち飲みとのことだったが、実際に店を前にして、店内を覗くと、どうもそんな雰囲気ではない。椅子があるのだ。結局、ボクは、この店をスルーした。後日、その友人に会うと、「ちゃい九炉、どうだった?」と尋ねられた。どうだったもない。「あの店、立ち飲みじゃなかったぞ」と言うと、彼はこう言った。
「いやいや、地下が立ち飲みなんだ」と。
そうか、それは早とちりした。ボクは再び、店を尋ねた。さすがに、地階の様子までは見えない。店に入らなければ、確かめようがないのだ。店に入らずに確かめる方法はないだろうか。
ボクが思いついたのは、食べログによる画像確認。早速、食べログにアクセスして調べたところ、どうも地階も立ち飲みではないようだ。どう見ても、椅子がある。もしかしたら、転んだのかもしれない。ボクは店に入るのをやめた。
まさか、水道橋に、「ちゃい九炉」があるとは思わなかった。店に入ると、一人の店員さんが現れた。うっち~さんと話をしている。どうやら、うっち~さんと知り合いのようだった。
店は、串揚げがメインの酒場。串揚げといえばホッピー。セット399円、ナカが200円。これ、ぎりぎり。ホッピーセットは400円を越えてはいけない。
ビールはサントリー。金麦から、モルツ、プレモルまで。
「くしカツ盛り合わせ」は10本で950円。
高くない。
「ちゃい九炉」という店名が気になっていた。というのも、幼少の頃、「チャイクロ」という百科事典があった。その辞典のCMをボクは今でも覚えている。そのイメージが強いチャイクロという語感。
同店の由来もチャイルドクロック。子どもの時間という意味らしい。
串揚げはおいしく、衣も柔らかい。豚バラ、野菜とバランスのいい盛り合わせに、ボクは満足だった。ただ、野球が負けたことで、ボクらは意気消沈していた。
しかし、それも致し方ない。今はもう忘れて、気分よく飲もう。子どもの頃の様に無邪気な気持ちになって。
でも、次回東京ドームに来た帰りは、勝利の美酒で、うまい串揚げをいただきたい。
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