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蕎麦屋さすらい150 - へぎそばじゃない - 「越後の風」(長岡市殿町)の「ふのりそば」

2023-08-13 19:31:58 | 蕎麦屋さすらい

長岡に行くことになった。実に11年ぶりのこと。

とある事業所の取材なんだけど、かなり衝撃的なことがあった。立たされて取材をした。ぶら下がり取材ではなく、企業に赴いての取材で、インタビューを受ける人は座っているのだが、こっちは立たされて話しを聞くという状況。こんなことは25年の記者生活で初めてのこと。もちろんお茶は出なかった。

取材が終わり、クライアントの担当部長とお昼ご飯に。長岡駅前まで戻り、ぶらぶらと散策するのだが、歩いている人は皆無。人っ子1人見ることがなかった。11年前に2軒の居酒屋に行ったが、それがどこにあるのか、もはや分からない。

長岡の道路は何故か赤黒かった。

地元の担当者に聞くと、消雪パイプなるものを道路に設備しているらしい。消雪パイプとは除雪用のスプリンクラーらしい。汲み上げた地下水に鉄イオンが含まれており、道路が赤くなるとのこと。地域ならではの事情である。

適当に歩いているが、開いているお店が少ない。ようやく営っているお店を見つけたが、居酒屋だった。ランチメニューがあるはずと、近寄ってみればお蕎麦のランチがあった。

お店の名前は「越後の風」。

ランチは「ふのりそば」とミニ海鮮丼のセット。  

さすが新潟。布海苔をつなぎに蕎麦を打つ。その「ふのりそば」はざるで出てきた。だから、「へぎそば」という名称は使わないのだろう。

「へぎそば」は20年以上前に勤めていた会社の社長が大好きだったから、蒲田の「へぎそば」の店によく連れて行ってもらった。のどごしが滑らかなおいしい蕎麦だった。

田町の立ち食いそば、「がんぎ」にも布海苔のそばがあった。もうしばらく行ってない。

魚沼が本場の「へぎそば」だが、一応同じ県の長岡も、本場といって差し支えないのではないかと思うをその「ふのりそば」、抜群にうまい。昔、「がんぎ」で食べたのは、相当布海苔を入れていてしこしことした歯ごたえがあったが、「越後の風」の「ふのりそば」は布海苔割合はそれほど高くなく、蕎麦本来の香りと喉越しも楽しめておいしい。本当にうまい。

ミニ海鮮丼もハマチとマグロの二色で、自分の好きなネタだから、わしわしとおいしくいただけた。

酒があればなおいいのだが、部長も自分も、この後もう一働きしなければならないし、まだお天道さんは真上にあるし。

越後の風を感じながら、お店を後にした。

〽︎おいしい蕎麦作ったお前(湘南乃風「純恋歌」風に)。

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