
「酔ってけ」がオープンしたのは02年の秋ではなかったか?
わたしが、神田の仕事場に通い始めたのが02年の9月。ほどなくして同店がオープンしたチラシが会社のポストに入ってきたと記憶している。
オープンしてすぐ会社の同僚と早速行った覚えがあるが、当時はまだ現在のように店の奥にテーブル席などなく、現在のスペースの3分の2程度の広さしかなかった。
厨房の際にあつらえたカウンターと通路を挟んで背中合わせになるカウンターが主な客席だった。準スタンディングといった体裁だったという印象が強い。
そして、この当時はホッピー研究会の会場にもなった。唯一熊猫の妻が参加した大会である。
トイレも店内になく、隣のお鮨屋さんのトイレを借りて用を足す状況だった。
それから半年ほどして、店が拡張され、現在の体裁になった。そして、トイレも店内に据えつけられたのである。
店が広くなると、同店は急に景気がよくなった。神田駅北口の目の前という立地条件を活かし、お客は確実に増えたのである。
店舗が広くなって以来、わたしはたった一度しか同店を訪れていない。
理由は特にないが、ほどなくして会社が御徒町に移転したというのが、その大きな理由といえば理由であろう。
こうして、この日ほぼ5年ぶりに「酔ってけ」の暖簾をくぐったのである。
この日も同店は大盛況だった。
変わったことといえば、店員に若い女性が多く見られた程度で、店内のレイアウト、テレビの位置などは当時のままであった。そうそうメニュー表を見て、驚いた。まず、しっかりとしたメニュー表があるのにも目を瞠ったが、そのメニューがすっかり本格居酒屋のそれになっていたこともまた同店の成長を感じられた点である。
5年前の「酔ってけ」は焼き鳥(やきとん)の店だった。したがって、串もの、煮込みなどしかメニューはなかったと記憶している。
そうそう、同僚のT根はきまって「ガツ刺し」を頼み、ガンガンニンニクをつけて食べていたっけ。とにかく、モツ主体のメニューであったものが、今はすっかり居酒屋の定番メニューをしっかりと用意しているのである。
そうした点も相まって、若い女性客も同店は少なくない。
だからというわけでもないが、店内はややざわめいている。それは、店に活気があるというものではなく、店員さんを呼ぶのに苦労するざわめきだ。テレビがお店の西側に備え付けられてあるが、ほとんど音声は聞こえない、そんな店の雰囲気である。
生ビール(スーパードライ)は420円。
神田のこの界隈では平均的値段である。
一般的な焼き物は85円から160円。しっかり炭火で焼いており、大きい実ではあるが、しっかり焼かれて味も悪くない。
鳥ばかりでなく、豚は「コメカミ」(110円)、牛も「カルビ」(550円)など珍しい串ものも揃っている。
ちなみに熊猫は「ベーコン巻チーズ」(160円)を頼み(不覚ながらも)、その味にはおおいに満足した。
飲み物も幅広く取り揃えている。
本格焼酎の中で目を瞠ったのが、「不二才」(佐多宗二商店)と「釈云麦」(西吉田酒造)が用意されていた点、これはけっこう目利きもいいのではないかと感心した。
その一方でよく分からなかったのが「酔ってけオリジナルチューハイ」(350円)。
「何だろう」と思って熊猫はそれを注文したのだが、何がどのようにオリジナルなのか、分からなかった。特製のシロップを入れてくれるものばかりと期待していたのだが、特に何もなく、普通にサーバーから炭酸を出していた。
普通の「チューハイ」(350円)も用意されており、これと「オリジナル」がどのように違うのだろうか。
また、「チューハイ」やホッピーに供される氷の量はかなり多いと感じた。
製氷機が客席側にあり、お客の目にすぐにとまるのだから、なるべく氷は少なくするべきだと思う。
ともあれ、リーズナブルな値段と各種ドリンクの種類が豊富な点が同店の身上。
そして、平日は17時から翌朝5時まで開店しているというのも同店の特徴である。
ちなみに我がホッピー研究会での同店に対する評価はかんばしくない。
ホッピーのみを冷やす1冷に過ぎないからだ。また、当時は中の焼酎は後味がすっきりしない焼酎を使用していた。恐らく「キンミヤ」ではないのだろう。
そんな、イメージが払拭できないから、今回ホッピーを飲むのはやめにした。
現在、それが改善されたかは、今回の訪問では明らかにできなかった。
わたしが、神田の仕事場に通い始めたのが02年の9月。ほどなくして同店がオープンしたチラシが会社のポストに入ってきたと記憶している。
オープンしてすぐ会社の同僚と早速行った覚えがあるが、当時はまだ現在のように店の奥にテーブル席などなく、現在のスペースの3分の2程度の広さしかなかった。
厨房の際にあつらえたカウンターと通路を挟んで背中合わせになるカウンターが主な客席だった。準スタンディングといった体裁だったという印象が強い。
そして、この当時はホッピー研究会の会場にもなった。唯一熊猫の妻が参加した大会である。
トイレも店内になく、隣のお鮨屋さんのトイレを借りて用を足す状況だった。
それから半年ほどして、店が拡張され、現在の体裁になった。そして、トイレも店内に据えつけられたのである。
店が広くなると、同店は急に景気がよくなった。神田駅北口の目の前という立地条件を活かし、お客は確実に増えたのである。
店舗が広くなって以来、わたしはたった一度しか同店を訪れていない。
理由は特にないが、ほどなくして会社が御徒町に移転したというのが、その大きな理由といえば理由であろう。
こうして、この日ほぼ5年ぶりに「酔ってけ」の暖簾をくぐったのである。
この日も同店は大盛況だった。
変わったことといえば、店員に若い女性が多く見られた程度で、店内のレイアウト、テレビの位置などは当時のままであった。そうそうメニュー表を見て、驚いた。まず、しっかりとしたメニュー表があるのにも目を瞠ったが、そのメニューがすっかり本格居酒屋のそれになっていたこともまた同店の成長を感じられた点である。
5年前の「酔ってけ」は焼き鳥(やきとん)の店だった。したがって、串もの、煮込みなどしかメニューはなかったと記憶している。
そうそう、同僚のT根はきまって「ガツ刺し」を頼み、ガンガンニンニクをつけて食べていたっけ。とにかく、モツ主体のメニューであったものが、今はすっかり居酒屋の定番メニューをしっかりと用意しているのである。
そうした点も相まって、若い女性客も同店は少なくない。
だからというわけでもないが、店内はややざわめいている。それは、店に活気があるというものではなく、店員さんを呼ぶのに苦労するざわめきだ。テレビがお店の西側に備え付けられてあるが、ほとんど音声は聞こえない、そんな店の雰囲気である。
生ビール(スーパードライ)は420円。
神田のこの界隈では平均的値段である。
一般的な焼き物は85円から160円。しっかり炭火で焼いており、大きい実ではあるが、しっかり焼かれて味も悪くない。
鳥ばかりでなく、豚は「コメカミ」(110円)、牛も「カルビ」(550円)など珍しい串ものも揃っている。
ちなみに熊猫は「ベーコン巻チーズ」(160円)を頼み(不覚ながらも)、その味にはおおいに満足した。
飲み物も幅広く取り揃えている。
本格焼酎の中で目を瞠ったのが、「不二才」(佐多宗二商店)と「釈云麦」(西吉田酒造)が用意されていた点、これはけっこう目利きもいいのではないかと感心した。
その一方でよく分からなかったのが「酔ってけオリジナルチューハイ」(350円)。
「何だろう」と思って熊猫はそれを注文したのだが、何がどのようにオリジナルなのか、分からなかった。特製のシロップを入れてくれるものばかりと期待していたのだが、特に何もなく、普通にサーバーから炭酸を出していた。
普通の「チューハイ」(350円)も用意されており、これと「オリジナル」がどのように違うのだろうか。
また、「チューハイ」やホッピーに供される氷の量はかなり多いと感じた。
製氷機が客席側にあり、お客の目にすぐにとまるのだから、なるべく氷は少なくするべきだと思う。
ともあれ、リーズナブルな値段と各種ドリンクの種類が豊富な点が同店の身上。
そして、平日は17時から翌朝5時まで開店しているというのも同店の特徴である。
ちなみに我がホッピー研究会での同店に対する評価はかんばしくない。
ホッピーのみを冷やす1冷に過ぎないからだ。また、当時は中の焼酎は後味がすっきりしない焼酎を使用していた。恐らく「キンミヤ」ではないのだろう。
そんな、イメージが払拭できないから、今回ホッピーを飲むのはやめにした。
現在、それが改善されたかは、今回の訪問では明らかにできなかった。
今、伊東温泉に来て丹前に羽織を着てパソコンに向かってます、旅館の食事は毎回同じすっかり食傷気味、昨夜はバイキングで蕎麦つゆに海老天と葱を入れて自分で『天ぬき』を作り冷酒を飲んでました、ほかに焼き海苔と、板ワサ・・・まるで蕎麦屋酒の様に飲みました(笑)
ふんげぇ・・・。
羨ましいです。
伊東温泉はいいですねぇ。
当方の従兄弟が旅館をやっており、何度か訪れましたが、心にしみいる地です。
ティコティコさんの「天ぬき」に思わず、喉が鳴ってしまいました。
「酔ってけ」はよく前を通りましたが、当時すでに立ち飲み専門だったため入店した事はありませんでした。
ところで、立ち飲みでホッピーといえば3冷の店が2軒、2冷が1軒ほど思いつきます。以前3キンホッピーの立ち飲みをはしごする「参勤(3キン)交代」なんてのを洒落でやったことがありますね。2軒で挫折しましたが(笑)
きっと、「酔ってけ」もご存知だろうと念頭に置いて、この項を書きました(笑)。
わたしも神田は懐かしいです。
過日(10日)、午後2時頃、立ち飲みを求めて神田を彷徨いましたところ、ガード下で初めて見る立ち飲みを発見しました。名称は失念しましたが、西口を出て北に3、4軒のところ。ラーメン屋の「味源」の隣です。
確かわたしの記憶では、そこは以前カレー屋さんがあったと思ったところなのですが。
まだ、その時間には開店しておらず、中を覗いたら人がいたので「何時からですか?」と聞くと「2時半から」と。
あと30分待てばよかったのでしょうが、待てずによそへ行きました。
しかし、土曜日の2時半から開く立ち飲み屋は重宝しそうです。
「参勤(3キン)交代」って面白いですね。しかし、3冷の店を見つけるのは大変ですよ。
神田で土曜日の午後やってるのは嬉しいですよね。私は上野まで移動して「たきおか」に行っちゃいますが。あそこは確か、朝7時からやってますから。
立ち飲みホッピー3冷を見つけるのは確かに難しいですが、私の確認している限り、新宿スタートで神田へ電車で戻ってくるとして、その間に4軒ほどありますね。立ちオンリーですので。
なかなか感じはよかったです。
今度、行ってみようかと思います。
「たきおか」はいいですよねぇ。
あの立地とあの広さ。
鶏もモツもおいしくて、あの活気。
最高です。
しばらく、行っていませんが、今無性に恋しくなっています。
>新宿スタートで神田へ電車で戻ってくるとして、その間に4軒ほどありますね。
中央線ですね。
中央線にもいっぱい山ほどいい立ち飲み屋があるんでしょうね。
「居酒屋放浪記」は次回より、新たな立ち飲みラリーが始まります。