6年ぶりの札幌。
もう、そんな随分昔になるのだと札幌の澄んだ空気を吸いながら思う。
とある研究会の昼食でアサヒビール園に。
何故、サッポロビール園ではないのかと疑問に思うものの、札幌雪まつりで混雑しているのと勝手に解釈する。
アサヒビール園の「ピルゼン」は奇抜な外観だった。ふたつの円が大きなアクセントになっている。建築のことはよく分からないが、このデザインは嫌いではない。まるで、シドニーのオペラハウスといったら、ちょっと大げさか。
ともあれ、この変わった建物に入って、この日はジンギスカンに舌鼓を打つのである。
店は意外にもこじんまりとした感じであった。
まさか、サッポロに気を使ったわけではないのだろうけれど、肩身を狭くしているような印象すら受ける。
「ラム肉」の食べ放題。
しかし、やはりジンギスカンは最高だ。これは、北海道の空気と調和してこそ、おいしいのである。最近、やけに多い東京のジンギスカン居酒屋では、この味は出せない。
ビールは、当然ながらスーパードライ。
だが、この日のわたしは「エクストラコールド」をチョイスした。
当ブログを読んでいる方なら、ご存知だろうが、わたしはスパードライが嫌いである。理由は簡単、あの辛口がビールの醍醐味を奪っているからである。
生ビールはまだいいのだが、缶ビールともなると、もう我慢できない。とても飲めたものではない。
だが、この日の発見は大きかった。
ジンギスカンに「スーパードライ」がとてもよく合うからである。
やや甘いタレに(もちろん辛ダレもある)、このKARAKUCHIがマッチングするのだ。
これは、もしかするとサッポロでは味わえない体験かもしれない。
サッポロの黒ラベルは、お米の後味がある。これがあまり自分の中では洗練されているとは言い難い。だから、喉越し的に、そして後味的に、サッポロはすっきりさせてくれるわけではないのだ。
しかし、「スーパードライ」、特に「エクストラコールド」は、喉越し、後味とも、ジンギスカンのややクセのある味わい、そして甘ダレをすっきりと流してくれる。すると、また次のジンギスカンをつまみたくなる、そんな衝動に駆られるのだ。
この調和は見事だった。
ビールの注ぎ方も素晴らしかった。
泡が細かく、ビールメーカーの矜持が見えた。
ジンギスカンには「スーパードライ」。
悔しいが、これはひとつの答えといえる。
冷凍ロールマトンが味、香共に醍醐味があり今でも道産子は(若い子供達は知らない様ですが…)ロールマトンで無いとジンギスカンでないといいます
ベルタレは良いのですが、松尾の味付けは又別の料理です
厚いカブトの様なジンギスカン鍋で食べるジンギスカンは北海道B級いやC級グルメの王様です♪
わたしは道産子には怒られそうです。
ジンギスカン鍋という言い方、懐かしいです。
お袋の実家に行くと、岩手の八幡平に「ジンギスカン鍋を食べに行こう」とよく言われたのを思い出しました。
「松尾」はよく聞きますね。
ベルタレは分かりません。
次回の「さすらい」もジンギスカンです。