
また来てしまったジャンジャン横丁。どこに行ってもハズレなしの立ち飲み。いいなぁ、大阪の立ち飲みは。東京の立ち飲みは、まだ気取った雰囲気があるけど、大阪は、どこに行っても全開だもんね。それが、酒を楽しませてくれるのだと思う。その典型が、ここジャンジャン横丁にあるような気がする。
「平野屋」、「のんきや」ときて、今回は「やまと屋」。立ち飲みが軒を連ねる中、順繰りに店を訪ねてきた。
この「やまと屋」、表の看板から、ぶっ飛んでいた。酒を2合飲むと、1合無料。はじめから3合分の料金ちゃうんか!と突っ込みをいれたくなるような看板が目印の「やまと屋」なのである。
店に入り、まずは瓶ビール(一番搾り)と、「どて焼き」。
メニューは多いし、値段は安い。メニューの多さならば、前出の2店舗より、確実に多いと思う。しかも、その酒肴が100円から250円というから素晴らしい。
瓶ビールをあっという間に瞬殺して、さて「酎ハイ」(250円)。これはキリンが提供するやや甘めの「酎ハイ」だった。
隣に立つ、2人の紳士と話した。一人は80歳近いご老人だったが、かくしゃくとして、しかもインテリな老人だった。もう一人は、ジェームスディーンのような赤いスイングトップを着た、おっさん。口は悪いが、悪い人ではなさそうだ。というのも、そのおっさんに、大阪でうまい立ち飲みはご存知か?と尋ねたところ、そんな話題は滅多にするんじゃないと諭された。ちょっと、悪知恵働く奴なら、あんさんに店を教えるふりして、金を巻き上げる輩もおるからな、という。確かに、もっともだ。
「酎ハイ」の肴に、「湯豆腐」(200円)をオーダー。ジャンジャン横丁の「湯豆腐」は「平野屋」の鮮烈なイメージがあるからオーダーしたけど、あえなく不発に終わった。出汁が薄く、ねぎも少なかったからだ。
赤いスイングトップのおっさんは、仕切りに「気をぃつけぇや」を連発した。だいぶ、おっさん、酔ってるな。だんだん、うるさくてかなわんから、ボクは退散することにしよう。
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