goo blog サービス終了のお知らせ 

「BBB」

BASEBALL馬鹿 BLOG

居酒屋さすらい 1332 - 懐深すぎ、大阪の立ち飲み - 「まるふじ」(大阪市都島区東野田町)

2018-05-31 22:39:26 | 居酒屋さすらい ◆立ち飲み屋

「京橋に行ってごらんよ。立ち飲みいっぱいあっから。」

「やまと屋」で会ったおっさんにアドバイスされて、ボクは京橋へと向かった。一度だけ、京橋駅は乗り換えで使ったことがある。駅前にど~んと立ち飲みがあったことを覚えている。その京橋にようやく行くことが叶う。ボクはちょっと嬉しかった。

 

JR京橋駅を降りると、駅前の立ち飲み屋はもう開店していた。のっけからすごい。まずは、この町がどのくらいすごいか、散策を試みる。

駅の周囲は居酒屋ばかり、立ち飲みもかなりの数がひしめいていたが、いかんせん14時過ぎに開いている店があまりなかった。これは極めて失望した。てっきり、京橋もジャンジャン横丁のように、全開モードだとばかり思っていたのだ。

中には、座飲みで開いている店もあったが、やはりここは立ち飲みに行くしかない。駅前に戻り、店に入ろうとすると、立ち飲みが2軒あることに気づいた。

「まつい」と「まるふじ」。

どちらも串かつの店。東の人間としては、どちらがいいか分からず、甲乙つけがたい。まごまごしていても埒が開かず、ボクは「まるふじ」に入ることにした。

画像の写真は駅側の外観だが、商店街側の外観が面白い。ラブホテルにあるようなペラペラのビニールのカーテンがついている。こんなの東京ではみたことがない。そこから、店内に入り、まずは「酎ハイ」を頼んだ。ただ、プレーンの「酎ハイ」がなく、「レモンハイ」をオーダー、ついでに「どて焼き」を頼んだ。

青ねぎがたっぷりとのった褐色の「どて焼き」。

しかし、何故に大阪人は「どて焼き」が好きなのか。あの甘ったるい味付けの何が、大阪人の魂を揺さぶるのか。

立ち飲みのカウンターが木ではなく、ステンレスかアルミか分からないが、銀色の材質だったことも驚かされた。なんとなく落ちつかないのだ。

店は開店が早かった。正体の知れないおっさんが入ってきて、串かつを2,3本食べたかと思うと、小銭を払って店を出ていく。そんな立ち飲みに、文化の違いを見た。

ボクも串かつを数本いただき、「レモンハイ」をお代わりして店を出た。

恐るべし大阪。その懐の深さに、ボクはただただ、圧倒されている。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 居酒屋さすらい 1331 - ジャ... | トップ | 蕎麦屋さすらい 029 - 禁断の... »

コメントを投稿