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居酒屋さすらい 1618 - イタリアンな立ち飲みバー - 「Fermata(フェルマータ)」(横浜市中区石川町)

2020-03-26 22:36:36 | 居酒屋さすらい ◆立ち飲み屋

横浜中華街の「萬珍楼」にて宴会後、街に出た。行くあては2箇所あった。一つは「アテネ」というカフェバー。いつも中華街に遊びに来ると、この店の前を通る。多分、このお店はかつての同僚であり、良き友、ヨッスィーの同級生の店だ。その噂はヨッスィーから、よく聞いており、いつかはお会いしたいと思っていた。いや、もしその同級生の店ではないとしても、ギリシャのカフェバーというだけで、かなり見所がある。しかし、夜のカフェバーは敷居が高い。もう一つの候補を見てから決めようかと石川町を目指した。その候補の店とは、「元町愛知屋」。どうやら角打ちらしい。地図を頼りに店まで来てみると店内には、客はおろか、店員もいない。だが、店の奥に人の気配がある。すぐ戻ってくるだろうと角打ちのカウンターで5分ほど待ったが、誰も現れないので面倒になって店を出た。

ちょっと石川町駅まで散歩するかと歩くと、なんともシャレオツな街並みが現れ、刺激的だった。いつもは中華街に近い北口にしか降りたことがなかったが、南側の石川町はその風景とは全く異なる雰囲気だったからだ。全く違う表情を見せる石川町に自分は少し興奮し、更に奥深くまで歩いた。

なんとなく立ち飲みがありそうな雰囲気だった。飲食店を一軒一軒覗いていくと、意外な店が立ち飲みだった。なんとなく気取った雰囲気の「Fermata」という店である。

ワインバーだろうか。ちょっと自分は苦手なんだけど、このまま「アテネ」に戻ったら、相当遅くなる。ここはこの店で手を打とうか。

店内はやたらと豪華だった。カウンターは木目調ではなく、塗装がされている。高価そうなワインセラーがあり、威厳を放っていた。まずはその格調の高さに圧倒された。店のマスターはまだ若く、いかにもという感じではあるが、嫌みはなかった。恐る恐る、カウンターにポジションした。ワインのことなど、一切分からない。マスターにそう宣言し、お薦めの白ワインをお願いした。すると、出てきたのがこれ。

「キアラモンテビアンコ」という銘柄の白。一口含んでみる。

「どうですか?」とマスター。

「うむむ」。

「いや、よく分からないです」。

よくよく考えたら、今夜は紹興酒からイタリアワインに。もしかすると中国経由ギリシャ行きだったのが、急遽、中国経由イタリア行きになった。そんな旅ができるのは横浜だけかも。何杯か同じものをいただき、夜は更けていく。長い余韻。まさにフェルマータ。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ジャン)
2020-03-27 06:49:50
石川町駅の元町口ですね。
Felmataから反対側、電車の高架の向こう側、ひとつ渡った辺りの川沿いに「河より低いBAR」があったのですが、昨年閉店してしまいました。
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Unknown (モノノフ)
2020-03-27 12:13:26
あはははは、なるほど中国経由イタリア行きとはまた言い得て妙ですね、ワインの付け合わせはリコッタチーズかな?
返信する
Unknown (熊猫)
2020-03-27 14:19:58
ジャンさん。
石川町の元町口って、初めて行ったんです。中華街とは全く違う趣にカルチャーショックを受けました。ジャンさんがよく行かれてた、「河より低いBar」って、石川町だったんですか!
実は今、船橋で飲んでます。いろいろあって。

モノノフさん。
コロナウィルスにかけたら不謹慎ですが、この日は紹興酒をいただき、イタリアワインに辿りつきました。これも何かのご縁でしょう。横浜は様々な旅ができます。大好きな街です。
チーズはよく分からないです。すみません。
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