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中華さすらひ 129 - ディープすぎるぜ、チャイナフードコート - 「食府書苑」(豊島区西池袋)

2022-07-18 23:09:10 | 中華さすらい

dancyu 7月号に掲載されていた池袋の中華のフードコート。丁度池袋に行く機会があり、行ってみた。

池袋はもう十数年前から、チャイナタウン化しつつあったが、まさかここまできてるとは思わなんだ。

そのフードコートが入っているビルからして、怪しかった。まるで香港の重慶大厦である。実はかみさんと2人で行ったのだが、かみさんはもうビルに入った瞬間から、びびっていた。埃っぽい階段を上がり、殺風景な廊下を歩くと、やがて現れたお店の入口。そこは、思っていたよりも狭い空間だった。

八角や五香粉の香りがいい。これはワクワクしてきた。店舗数は休止中のものを含めると、全部で7店舗か。

メニューはほとんど中国語である。戸惑っている暇はなく、屋台風のお店を順々に巡ってみた。はじめは店舗毎にオーダーして、支払いをするのかと思っていたが、日本語を話す人が近くにいたので、聞いてみると、フードコート内にある書店さんのレジで、一括オーダーすると教えてもらった。このシステムだと、あちこちの店で食べたいメニューを暗記しなければならず、不便だった。

結局、「牛肉麺」と「魯肉飯」、「羊肉」、パイ生地に挟まれた豚肉〔料理名分からず)「青島ロ卑酒」をオーダーした。それぞれの値段はいちいちメモしてこなかったが、余裕で3,000円を超えた。

「牛肉麺」は、中国の最もポピュラーな麺である。バックパッカー時代は、何度もお世話になった。てっきり、そのポピュラーな味付けのものが食べられると思っていたら、スパイシーな蘭州の「牛肉麺」だった。最近は日本でも、蘭州の店が増えている。蘭州拉麺は嫌いではないが、できれば胃に優しい、オーソドックスなものが食べたかった。ただ、かみさんは、「おいしい」と言いながら、かなり食べられてしまった。

「羊肉」は新疆ウイグル自治区、名産のものである。2年半前に上海に行った際も、この「羊肉」の串焼きが流行っていた。肉が、ちょっと堅いが、ロ卑酒のいいお供である。

「魯肉飯」は水分が随分と多く、実はおいしくなかった。元々、台湾由来の料理だから、もしかすると、物真似だったのかもしれない。自分が作った方が、余程おいしいと思った。

卓は全部で10ほどだろうか。この日はほぼ満席だった。お客さんは中国人2割、日本人8割といったところだろうか。

店舗の人らは皆中国人だったが、日本語は一応通じた。会計する書店の小姐も、日本語に不自由することはなかったので、概ね困ることはなかった。ただ、メニューくらいは日本語を用意してほしい。

ただし、雰囲気はまさに中国。この雰囲気を味わいに行くだけでも、価値はある!

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