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居酒屋さすらい 1538 - 本場の『モモ』、新発売! - 「平澤かまぼこ」(北区岸町)

2019-09-24 21:23:01 | 居酒屋さすらい ◆立ち飲み屋

皮膚科病院の帰り道、ちょっと道草しようか、悩んだ。家ではご飯の準備をしてもらっていたし、家まではもう僅かな距離だし。

「空いてたら入るか。混んでたらやめよう」。

そう決めて、店内を覗くとお客さんは2人のみ。こんなに空いてるのって、初めて見た。文句なし、これはもう入らねば。

「こんばんは」。

カウンターの真ん中に陣取り、まずは「丸眞正宗」を常温で1合いただく。店員さんは、相変わらずアジア系の方。いつもの店員さんだと思うのだが、対応と人相がいくらか柔和になったような気がする。気のせいだろうか。

さて、つまみは「カレーボール」と「卵」。

今夜はこれでやめておこう。財布には千円札が1枚っきりだし。

左隣を見ると、おや知っている御仁がいらっしゃった。某公共機関の方。自分は密かに館長と呼んでいる。

「こんばんは」と声を掛けると、館長さんも自分のことを覚えていてくれた。何ヵ月ぶりかでお目にかかったというのに。そこから、店員さんを含めて話しは弾む。やがて、館長さんの元同僚の方が現れ、更に場は楽しくなった。「ちょっと一杯」で寄ったつもりが、もう一杯おかわりしてしまった。

コップ酒を飲んでいると、壁のメニューに「モモ」と書かれた紙を見つけた。思わず、「モモ!」と声を出してしまい、すぐに店員さんに訊いた。「『モモ』なんてありましたっけ?」

「最近だよ。一ヶ月くらい前かな」。流暢な日本語でそう言った。

「モモ」とは、ネパール、いや厳密に言えばチベット文化圏の小籠包。ちょっとスパイシーな味が特徴だ。「オレたちの深夜特急」の旅では随分お世話になったものだ。ということは、この店員さんはネパーリーだったか。

早速、「モモ」をオーダーしようとしたが、おっと今夜は金を持ってなかったんだっけ。財布の千円札は使い果たし、あとは小銭を残すのみ。その小銭を確認すると310円あった。「モモ」の値段は300円。なんとかギリギリ、「モモ」をオーダーできた。

その、「モモ」が絶品だった。何しろ、本場の味だから。むしろ、こんなにスパイシーだったっけというほど、パンチが効いている。4つで300円というのも素晴らしい。

船橋の「増やま」はメニューに、「サモサ」をラインナップしている。でも、やっぱりなんちゃって感があるのは否めない。大きさも味も本物ではないのだ。でも、「平澤かまぼこ」の「モモ」はまさに本物。立ち飲みで本場の「モモ」が食べられるのは、日本広しといえど、きっとここだけじゃないかしら。ましてや、まさかおでん屋さんで、「モモ」なんて、インド人、じゃなかった、ネパール人もびっくりでしょ。

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