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蕎麦屋さすらい160 - 盛りの都、納得の行列 - 「立ち蕎麦処 杜」(仙台市青葉区中央)

2024-05-29 12:16:24 | 蕎麦屋さすらい

仙台駅ビル内。

いつも列をなしている牛タン屋ストリートはまだ開店しておらず、人気がない。昼飯に牛タンを食べる気は毛頭ないし、並んでまで何かを食べるつもりはない。しかし、駅ビル内の立ちそば屋、「杜」も結構混雑していて、結局並んだ。食券を買って、厨房までの店内で大行列。繁盛店なのだ。

「かき揚げそば」にしようと決めていたのたが、この「かき揚げ」にも並と上があった。並が480円、上は540円で、その差60円。どっちにしようか悩んだが、まずはスタンダードから攻めるのが常道だろうと思った。仙台ならいつでも来られるし。食券を買って厨房へ。この時に店内で列が形成されるのだ。ちなみに、この列の制御役として、男性店員が一人つき、「⚪︎番様、出来上がりました」などのコールや列の補正を行ったりしている。順番がきて、いよいよ食券を厨房の窓口に提出。ここで、ようやく列から解放され、自分の食べるポジションに就く。番号が呼ばれると、窓口までそばを取りに行くというシステムだ。そばを取りに行く際、一瞬離席するのだが、ここで後続の人にポジションを取られないことがないよう、監視するのも、列担当者の役目である。

そしてとうとう配膳された「かき揚げそば」。

丼いっぱいの大きなかき揚げは、ところどころ尖っていて、オフェンシブないでたち。この感じは、揚げ置きじゃないからこそだろう。お弁当、仕出しを母体とする会社「ごはやし」の心意気ともいえる。

つゆは薄めで、これもまた意外。東京の「かき揚げそば」とは見た目からして違う。そばはところどころに外殻が見える、挽きぐるみだが、恐らく小麦粉比率は高そう。ただ、つゆの優しさが際立っていてうまい。岩本町のスタンドそばとは全く違う。濃いつゆも好きだが、出張時は胃に負担をかけない優しい味がいい。

ただ、店内の行列で落ち着いて食べられないのも事実。自分の背後に人がいるのはやはり気になるところだ。

それでもこのお店のそばは当たりだった。唯一自分が信奉する、駅そば「爽亭」より、そばもつゆもかきあげも断然上。行列を作るのも納得だ。

仙台に来たら必ず寄らなければならない店が、また一つ増えた。

 

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4 コメント

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初めてコメントします。 (qootes)
2024-05-30 14:36:17
10年以上前からちょくちょく拝読していましたが、最近別件でgooアカウントを取ったので、初めてコメントいたします。

2011年に盛岡に行った折に、ウェブ検索でこのブログの「いざかや 花太郎」の記事に出会って足を運んでみたら、ひっつみと幅広い岩手の地酒のラインナップがステキな居心地のいい店で、そのあと何年にも渡って通いました(2013年楽天優勝の瞬間は客がいなかったので、女将さんと二人でテレビ観戦していました(笑))。

花太郎は何年も前に閉められてそれを機に盛岡にはあまり行かなくなってしまいましたが、美味しい店が多いので東北地方自体にはちょくちょく酒を飲みに行っています。

ブログを長く続けられていてすごいなぁと思いながら地方版を中心に時折拝見しています。東京版も近所の店の情報が多いので、これからも参考にさせていただきます。ありがとうございます。

因みにベタで申し訳ないのですが、仙台の蕎麦屋ではそばの神田が結構好きです。深夜の富士そばくらい好きです。その時間に行くと茹で置きがなく、茹でたてを出してくれるので(笑)。紹介された「杜」にも行ってみようと思います。
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嬉しいです (熊猫)
2024-05-30 16:02:39
gootesさん。
こんにちは。

コメントありがとうございます。
拙ブログがきっかけで「花太郎」に行かれ、そして通われたとのこと。嬉しいです。
2011年は震災後でしょうか。
楽天優勝の瞬間を「花太郎」で迎えられたというのも感慨深いものがありますね。

数年前になんとなく気になって「花太郎」を検索したら、閉業となっており、少なからずショックを受けました。自分は僅か2回しか行けませんでしたが、ひっつみのおいしかったことは忘れられません。
母が一戸出身なので、南部訛りを聞くと懐かしい気持ちになります。

「そばの神田」情報ありがとうございます。駅近の店舗はいつもスルーです。深夜は泊りじゃないと行けませんが、近々仙台出張がありそうなので、行ってみたいと思います。

長いことご愛読いただき、ただただ感謝です。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
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こちらこそ、嬉しいです。 (qootes)
2024-05-30 17:16:32
ご返信ありがとうございます。

そうです。初めて花太郎に行ったのは2011年の冬でした。そこそこ雪が降って積もっていました。

花太郎があった場所にできたお店にその後一度行ってみたところ、花太郎の女将さんはお店をやめた後仙台の秋保温泉で働いていて幸せそうにされているといううわさを聞きました。

あと、句読点の都合で意味が間違って伝わってしまったのですが、深夜に茹で立てが食べられるのは富士そばのほうでした(それも、いつも行く浅草店だけのことかもしれません。最近は外国人が多すぎて素通りしてしまうことが多いのですが(笑))。

文章が混乱してしまいすみません。

これからも楽しみにしています。よろしくお願いします。
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Unknown (熊猫)
2024-05-31 08:15:00
qootesさん。
おはようございます。

お名前を間違えておりました。
失礼いたしました。

「花太郎」のその後について、おきかせいただき、ありがとうございます。お母さんの事、気になっていましたが、安心しました。
しかも、秋保温泉とは!

「そばの神田」情報も補足ありがとうございます。

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

追記:インスタ、フォローさせていただきました。
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