
同僚のT根と十条駅で待ち合わせ。いつも、「たきおか 3号店」で飲むが、たまには十条で飲もうかということになった。
十条は飲むところに困らないが、「なるべく安く飲みたい」というT根の要請に、ボクは「イサーン」をチョイスした。
ボクの大好きな店、「イサーン」は、タイ料理の居酒屋さん。過去2回ほど行ったが(「居酒屋さすらい」は1回のみ収録)、安価にタイ料理が食べられて、味も抜群。とにかく、貴重な店である。
ボクの好きなタイ料理屋は、御徒町の「ブルースカイタイランド」。とにかく、「ガパオライス」が極めておいしい。月に1回は、ここのガパオを食べていたが、近年ランチが値上がりした。900円だったランチは、1,000円になった。たかが100円の値上がりだが、1,000円のランチは、気分的に重い。自然と足を運ぶ回数は減った。
タイ料理は高いと思う。材料が揃わず、必然的にコスト高になるのは仕方ないが、しかしおいそれとは食べられないレベルまで、高いとなかなか店には行けない。カオサンの裏通りに行けば、3ドルで腹一杯に食べられるが、東京だと高級料理である。
以前、銀座の「ティーヌン」に行った際、ガブガブと「シンハービール」を飲んだら、1万円が軽く吹っ飛んだ。それから、タイ料理で酒を飲むのは、やめた。
初めて、「イサーン」に来たときは、目から鱗だった。酒もタイ料理もとにかく安い。2,000円もあれば満足だった。
T根にタイ料理は好きかと聞いたら、「好きだ」と返ってきた。それならばと思い、ボクらは、「イサーン」を目指した。
昔は、そうでもなかったが、「イサーン」は、最近はよく混んでるような気がする。それでも、カウンターに2つの空席を見つけ、ボクらは座った。
カウンターの向こう側にある、タイ料理のメニュー。ゆうに40種類はあるだろう。それだけのタイ料理を僅か400円で食べられるのだから、こんなに嬉しいことはない。
まずは、ホッピーを頼み、同店、人気ナンバーワンという「タイ風オムレツ」を続けてオーダー。オムレツは300円だ。ナンプラーたっぷりのオムレツは最高にうまい。その塩辛さに、ホッピーとの相性も抜群だ。
次々に料理を注文する。だって、一皿400円だから、心おきなく、ここぞとばかりに。メニューは、タイ名だが、解説がついており、内容はよく分かる。
どの料理も本当においしく、酒が進む。「イサーン」は立ち飲みではないが、キャッシュオンの支払いに、小皿料理の数々は、感覚として、立ち飲みだ。西洋のバルが増える中、ボクはアジアのエスニックな立ち飲みが、もっと増えていいと思う。
タイやヴェトナム、インドの立ち飲みは、ニーズも高いんじゃないかな。
ともあれ、タイの居酒屋は最高だ。しかも、タイ料理がホッピーとこんなにマッチングするなんて。
客席が少ないから、あまり、「イサーン」が人気店になっては困る。でも、ボクは言いたい。
「イサーン」は十条が誇る居酒屋文化のもう一つの顔である。
乗換えが面倒じゃなければ通いたいお店です。
わたしもアクセスが良ければ、通いたい店です。
最近、やたらと混んでいて、噂によると、混雑している際は、立ち飲みになるとのこと。ひざげりさん、ご存知ですか?
自分が初めて行った時(2013年8月)は満席だけど、隅のスペースで立てば飲めるよって常連さんがセッティングしてくれました。
最後に行った(2015年3月)は結構、空いてました。
また、混み出したんですね。
店の奥に、ちょっとした立ち飲みスペースがありますね。
最近、やけに混んでますよ。もう穴場ではありません。
混んでるのは良い事ですが、フラッと行って入りづらいのは寂しいですね。