午前中に大門で仕事をし、午後は田町へ。
「何時でもいいですよ」という先方に対して、敢えて15時半でお願いした。田町で15時半。賢明な読者の方なら、察していただけると思う。
そう、あの店に行きたいから。
ただ、それだと約2時間ほど無為に過ごしてしまうことになる。そこで、湯島の取引先にアポイントを取ろうと数日前からI田さんに連絡をとっていたのだが、結局折り返しの連絡はなく、この日が来た。結論からいえば、13時から15時半までぽっかりと時間が空いてしまったのだ。そこで時間をどう使うか考えた結果、喫茶店で仕事をすることにし、久しぶりに大門から田町まで歩いてみたのだった。
確か、芝商店街の田町寄りに安い喫茶店があったっけ。そこは喫煙者の溜まり場だった。営業さんたちの隙間時間を癒す喫茶店。自分も昔、よく行ったっけ。確か、「ブレンド」が210円だった。でも煙草の煙は勘弁だ。
芝商店街の真ん中あたりで喫茶店を見つけた。「みなみ風」という名の純喫茶。良さげな雰囲気だから入ろうと思ったら喫煙している人が見えたからやめた。
さて、どこへ行こう。こうなったらもう慶応通りに行って「ペナント」の後にできた「フラッグ」に行こうかと歩いたら、どうも閉店した様子。これは困った。こうなったら田町駅前に行き、「ルノアール」か「サンマルクカフェ」しかないなと観念した。
時刻はもう14時近く。だいぶ時間をロスした。
「ルノアール」はゆったり座れていいが、ここはちょっとケチって、「サンマルクカフェ」で仕事をするか。
この店、いつも混んでいる。2階にも席があり、相当なキャパがあるが、混雑しているのだ。禁煙の店だが、2階に喫煙ルームが設置されている。この店、自分は3回目。昨年7月に良く来たが、「喫茶さすらひ」には未収録である。その理由は実はシークレットの会合をここで重ねたからで、退職後、自分を誘ってくれた会社があったのだ。
さて、それ以来の訪問である。「ブレンド」のレギュラーをオーダーし、一階の席へ。
さぁ仕事、仕事。
最初の20分は仕事が捗ったが、やかで騒がしい客が近くに来た。若い女性2人と高齢の男女という組み合わせ。老齢の爺さんの声がやたらと大きい。話しの内容から推察すると、どうも保険の切り替えのようだ。随分と景気のいい話しをしている。この若い女性らは生保の営業で、もしやこの爺さんに高い商品で募集しようとしている気配が感じられる。
話しを聞こうと思っている訳ではないが、いかんせん爺さんの声が馬鹿でかく、聞こえてきてしまうのだ。だからもう途中から仕事するのをやめた。仕事にならないのである。
生保レディは畳み掛けるように商品を進めたが、爺さんも只者ではない。のらりくらりと交わしているのだ。結局、「誕生日まで考えるよ」と結論を先送りにした。その誕生日は3月3日だという。そうか爺さん、ひな祭りに生まれたか。
さて、自分はそろそろ仕事に出向くかな。
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