スーパーが好きで、知らない土地に行ってもなるべく地元のスーパーに行ってみることにしている。その地域の暮らしぶりが分かるし、知らないものを見つけることだって、ままある。とはいえ、外出先で買えるものは限られているので、忸怩たる思いをするので、サラッとスルー。やっぱり、近所のスーパーが日々の食材調達の主戦場だ。
ただ、近所のスーパーはじっくりと見ない。いかに素早く買い物をするかに心を砕いている。いかに最短距離で必要な食材を集め、いかに早く会計できるレジを見つけて並び、いかに早く店を出るかがポイントだ。支払いはカードで済ませるが、カードをリーダーに読ませている時間を使って、その場でバッグに買ったものを詰め込む。地元スーパーには実はあまり関心がない。
だから、思わぬ掘り出し物にも鈍感になっている。
かみさんが買ってきた、「モンテール」の「4Pロールのとりこ バニラ」。
僅か345円で4ピース入ったロールケーキなのだが、これがもう絶品だった。安いケーキは大体スポンジがパサパサしているのが通例だが、この生ロールは商品名に偽りはなかった。スポンジのしっとり感がハンパないのである。
この値段で?
小麦が高騰し、あらゆるものが高くなっている現代社会において、どうやってこのクオリティを実現しているのか分からないが、とにかく345円とは思えないおいしさ。ロールケーキ本来の悪魔的な甘さもあり、バニラエッセンスが口の中で、口福感と幸福感を満たす。この値段設定も微妙で、350円じゃないぞ、企業努力してるぞ感が伝わってくる。
灯台下暗し。
近所のスーパーもたまにはじっくりチェックしなければ。
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