菅野邦彦の初ソロアルバムです。TRIO盤で“菅野邦彦/ソロ”となっています。録音は1976年でこの年から菅野はブラジルを主として海外へ行ってしまいました。1978年に一時帰国したようですが、またすぐ海外へ出てしまいました。おそらくこの頃が菅野にとって一番悩み多き時期だったのでしょうか。彼のプライベートの事はそっとしておきたいと思います。本アルバムは彼が日本を脱出する直前に録音されたもののようです。彼にしては暗い調子の演奏が多く、後に発売された菅野のソロアルバムであるポートレイト等とは調子が異なるように思えます。出だしのMY ONE AND ONLY LOVEなどはしっとりとして心に秘めた想いを弾いているというように思えます。昔に東京ヒルトンホテルのラウンジで弾いていた感じはこんなのかなと思わせるアルバムと思います。カクテルピアノだと言う人もいるようです。今の菅野とは少し違い自分を抑えたような弾き方に思えるのです。今の菅野はいろんな束縛や人の噂も全く意に介さず自分を本当に自由に表現できていると思っています。菅野のピアノライブを聴いた人は菅野の演奏開始の時の前振りの音で菅野と判ると思いますが、本アルバムでもB面最後のメドレーでの前振りや曲と曲のつなぎでの演奏に菅野を感じる人も多いのでは思います。やはり独特の味があります。
収録されている曲目はA面が、1,MY ONE AND ONLY LOVE/2,MOOD/3,DEAR OLD STOCKHOLM/4,SPRING/5,YOU ARE TOO BEAUTIFULL B面が、1,WHO CAN I TURN TO/2,I GET'S A KICK OUT OF YOU/3,DREAMING OF HOME AND MOTHER/4,MEDLEY--WHERE THE BOYS ARE- ALL THE THINGS YOU ARE- SECRET LOVE となっています。
収録されている曲目はA面が、1,MY ONE AND ONLY LOVE/2,MOOD/3,DEAR OLD STOCKHOLM/4,SPRING/5,YOU ARE TOO BEAUTIFULL B面が、1,WHO CAN I TURN TO/2,I GET'S A KICK OUT OF YOU/3,DREAMING OF HOME AND MOTHER/4,MEDLEY--WHERE THE BOYS ARE- ALL THE THINGS YOU ARE- SECRET LOVE となっています。
これも 本当に 聞きたいなあ
初めまして
コメントをいただきありがとうございました。
アルバムの録音順の事をご指摘いただき恐縮です。
まだ自分で確認していませんが、kmatu様の指摘で正しいのでは思っています。
これからも気づく事があれば遠慮なく教えてくださいませ。
実は、ブラジル行きには、もうひとつ裏のわけがあったようです。マネジャーの広野さんとあるトラブルがあって、日本を離れたかったようです。栗林さんもずいぶん、苦労されたはずです。そういう意味で、たぶん、ブラジル行きの旅費捻出のために、録音をしたという経緯があたのではないでしょうか。推測。。
こんばんは
先程、出張から帰宅しました。
レスが遅くなり大変失礼しました。
>菅野のブラジル行き
彼がブラジルへ行く前頃には、公私で悩み事があったとは聞いていました。いろんな事があったようですが詳しくは知りませんでした。マネージャーさんとのトラブルはプレイヤーとしては音楽に没頭できず辛いトラブルですね。
菅野はいまは静岡某所に居を構えていますが、実は何回か電話させてもらった事があります。本人が電話を取る事はまずなく奥さんかお手使いの方は分かりませんが、少しお歳を召した感じの方が受話器を取り上げてから本人に代るのですが、いつも“奥さんでいらっしゃいますか?”と訊ねてみようと思いながら訊ね切れません(笑)
もう2年以上、ライブにいってませんね。そろそろ。ご無沙汰おわびにいかないと。
伊豆下田には、栗林さん(奥さんの旧姓}と、彼女のお母さんがいるのかもしれません。
こんばんは
さすがに良くご存知ですね。そうです、下田の山の中というと言い過ぎですがそういうところのようです。
僕も直近でのライブから一年が経過してそろそろ禁断症状気味です。
どこかのライブ会場でお会いできるといいですね。