私家盤で菅野邦彦の“THE PARTY”1976年録音
副題としてSUGACHIN & OSAMU DUO LIVE IN ASHIKAGA となっています。
このアルバムは菅野邦彦と河上修の足利ライブを収録した私家盤です。菅野のアルバムの中では、私にとって一番入手に苦労しました。数年前に某通販ショップでこのアルバムを見つけメールして販売を依頼したのですが、そのショップでは価格を明示していませんでした。私は価格を明示していない鮨屋とかレコード店は客を見て値段をつけるぞという意思表示の表れと考えていますので、そういう所へ出入りする事はないのですが、このアルバムはどうしても欲しかったので話を持ちかけました。聞けば2枚所有していて1枚を譲ってもいいというので価格を訊ねると先方はいくらで買いますかとこちらを値踏みする様子でした。いくらで買うか逆に聞かれ、先に口を開かねば話が先に進まないと考えたので数千円の値段を申し入れすると、先方は桁が違いますと言ってそれから相手にしてくれなくなりました(hahaha)。その後にいろんなお店やネットで探したのですが見つかりませんでした。仕方なく最初のコンタクトから一年後ぐらいに先の通販ショップに再び譲ってくれとメールしたのです、その際は価格は先方の以前の希望を考慮して私にとっては高額で提示しました。そうするとそれで売るというのですが、アルバムを確認してから再度連絡くれると言うので連絡を待っていたのですが、半月が経過しても連絡がなく再び連絡すると“探すのに難儀しています”という返答でした。これは売る気はないなと判断して、その通販ショップでの購入は泣く泣く諦めました。結局そのお店とは縁が無かったのだと思います。入手できる時は簡単に手にする事ができるものですが最初のボタンを掛け違えると、事は上手く運ばない事を改めて知らされました。その後にふとしたネット上での通販のページに売り物があり値段も明記していたので入手ができました。できる時はいともスムーズに事が進むものだと思い、またあまりに簡単に入手できた事に再び感じ入ったことを思い出します。
このアルバムは先に記述しましたが私家盤となっており,このアルバムのアートワークもしているKOBAYASHI MICHIO氏と数人が中心となってアルバム化されたもののようです。菅野はこのアルバムの後に海外へ行ってしまい、しばらく音信不通になっていましました。1970年代頃はスイングジャーナルの人気投票のピアノ部門でも上位を占めていたのですが、音沙汰がなくなると次第に人気投票の対象からは忘れられたプレイヤーの一人のようになり、今でも悔しく思います。菅野は帰国後も自分を宣伝することもなく、友人からホームページを作れ出来ないなら作ってやると何人もの友人から勧められたのですが、自分のホームページを作ることもなかったので、ネット検索しても情報が全くない期間が長く続きました。最近になってやっと情報が見つかるようになりましたが嬉しいことです。
本アルバムは、私家盤とはいえ録音も悪くなく立派な仕上がり内容のアルバムとなっています。レーベルのデザインはグリーン地に菅野のサインが印刷されたものです。収録曲は4曲だけでA面1がBLUES,2がMY FOOLISH HEART,B面1がI CAN'T GET STARTED, 2がON THE TRAILとなっています。A-1のBLUESは例によって菅野独特の前振りから曲が始まります。A面はこのBLUESの演奏収録が大部分を占めA-2は時間が短いですが、菅野のソロでしっとりと聴けます。B-1のI CAN'T GET STARTEDは今も菅野がライブでよく演奏する曲で、菅野は前半はメロディアスでゆっくりとロマンチックに奏でながらも河上修のベースがそれに寄り添います、後半はアップテンポとなり菅野は足を踏みならしながら菅野節を炸裂させています。このB-1が菅野ファンには一番のお薦めではと思います。B-2のON THE TRAILはthree blind miceのTOUCHにも収録されている曲で、菅野はここでも実に軽快に気持ち良く聴かせてくれます。もしどこかで本アルバムを見かけたら迷わず入手されて後悔はしないと思います。万が一、手放す時も待っている買手はかなりいると思われます(笑)
副題としてSUGACHIN & OSAMU DUO LIVE IN ASHIKAGA となっています。
このアルバムは菅野邦彦と河上修の足利ライブを収録した私家盤です。菅野のアルバムの中では、私にとって一番入手に苦労しました。数年前に某通販ショップでこのアルバムを見つけメールして販売を依頼したのですが、そのショップでは価格を明示していませんでした。私は価格を明示していない鮨屋とかレコード店は客を見て値段をつけるぞという意思表示の表れと考えていますので、そういう所へ出入りする事はないのですが、このアルバムはどうしても欲しかったので話を持ちかけました。聞けば2枚所有していて1枚を譲ってもいいというので価格を訊ねると先方はいくらで買いますかとこちらを値踏みする様子でした。いくらで買うか逆に聞かれ、先に口を開かねば話が先に進まないと考えたので数千円の値段を申し入れすると、先方は桁が違いますと言ってそれから相手にしてくれなくなりました(hahaha)。その後にいろんなお店やネットで探したのですが見つかりませんでした。仕方なく最初のコンタクトから一年後ぐらいに先の通販ショップに再び譲ってくれとメールしたのです、その際は価格は先方の以前の希望を考慮して私にとっては高額で提示しました。そうするとそれで売るというのですが、アルバムを確認してから再度連絡くれると言うので連絡を待っていたのですが、半月が経過しても連絡がなく再び連絡すると“探すのに難儀しています”という返答でした。これは売る気はないなと判断して、その通販ショップでの購入は泣く泣く諦めました。結局そのお店とは縁が無かったのだと思います。入手できる時は簡単に手にする事ができるものですが最初のボタンを掛け違えると、事は上手く運ばない事を改めて知らされました。その後にふとしたネット上での通販のページに売り物があり値段も明記していたので入手ができました。できる時はいともスムーズに事が進むものだと思い、またあまりに簡単に入手できた事に再び感じ入ったことを思い出します。
このアルバムは先に記述しましたが私家盤となっており,このアルバムのアートワークもしているKOBAYASHI MICHIO氏と数人が中心となってアルバム化されたもののようです。菅野はこのアルバムの後に海外へ行ってしまい、しばらく音信不通になっていましました。1970年代頃はスイングジャーナルの人気投票のピアノ部門でも上位を占めていたのですが、音沙汰がなくなると次第に人気投票の対象からは忘れられたプレイヤーの一人のようになり、今でも悔しく思います。菅野は帰国後も自分を宣伝することもなく、友人からホームページを作れ出来ないなら作ってやると何人もの友人から勧められたのですが、自分のホームページを作ることもなかったので、ネット検索しても情報が全くない期間が長く続きました。最近になってやっと情報が見つかるようになりましたが嬉しいことです。
本アルバムは、私家盤とはいえ録音も悪くなく立派な仕上がり内容のアルバムとなっています。レーベルのデザインはグリーン地に菅野のサインが印刷されたものです。収録曲は4曲だけでA面1がBLUES,2がMY FOOLISH HEART,B面1がI CAN'T GET STARTED, 2がON THE TRAILとなっています。A-1のBLUESは例によって菅野独特の前振りから曲が始まります。A面はこのBLUESの演奏収録が大部分を占めA-2は時間が短いですが、菅野のソロでしっとりと聴けます。B-1のI CAN'T GET STARTEDは今も菅野がライブでよく演奏する曲で、菅野は前半はメロディアスでゆっくりとロマンチックに奏でながらも河上修のベースがそれに寄り添います、後半はアップテンポとなり菅野は足を踏みならしながら菅野節を炸裂させています。このB-1が菅野ファンには一番のお薦めではと思います。B-2のON THE TRAILはthree blind miceのTOUCHにも収録されている曲で、菅野はここでも実に軽快に気持ち良く聴かせてくれます。もしどこかで本アルバムを見かけたら迷わず入手されて後悔はしないと思います。万が一、手放す時も待っている買手はかなりいると思われます(笑)
なぜか北京オリンピックまでには
と目標を立てているわけですが、、、
レコードの方がいい演奏家もいるし
なまの方が絶対いい演奏家もいるんですよね
おっしゃるとおりで
>レコードの方がいい演奏家もいるしなまの方が絶対いい演奏家もいるんです
と思いますが、私はレコードでの触れ合いの方が方が多いんです(涙、情けないですが) ライブ経験は少ないんです。
ですから、多くは比べての自信ある発言はできません。
菅野はライブの方が間違いなく出来が良いとおもいますが、ライブとレコードの楽しみ方は土俵が違うとも考えていますので、そうなるとどっちがどっちか良く分かりませんです。
でも殆んど全て(このスガチンのレコードも含めて)ぼくが耳にしていないものばかりなので、kuirenさんの感性にただただ感心しながら読ませてもらっている、と言うのが正直なところです。
こんなスゴイとこにぼくのようなとこをリンクして頂き「えっ、マジ、いいのぉ~」と、ちょっとびっくりしています。
更新もおぼつかず赤面なのですが、折角のご好意を励ましとして、もちっと頑張ってみたいと思います。ありがとうございました。
それと、
>ライブとレコードの楽しみ方は土俵が違うとも・・・
ぼくもおおいに同感です。
スガチンのレコードやCDに好きなのはいっぱいありますが、めったに聴かないのもありますし、ライブもメンバーによって結構違いますよね。
どっちにしても、ぼくにとって菅野邦彦は、絶対的にいい演奏家、ってことだけはハッキリしてます。
コメントありがとうございます。
こちらこそ先に断りもなくリンクさせていただき、失礼しました。
>ライブ
最近、菅野の恵比寿ライブにはコンガの小川さんが出てないようです。体調を崩しているのではないかとちょっと心配しています。
お互いにこれからも菅野はじめいろんな音楽を楽しみましょう!
もっとも、ぼくの場合11:30PM恵比寿発の終電に間に合うように帰りますので、その後の時間帯にお出でなのかも・・・(?)
こちらのリンクから小泉清人さんのスケジュールを拝見したら、30日は「サンマリノ」になってますね。
小泉さんの(g)は田坂香良子さん(ボサノバ)のCDに入っていますが、菅野トリオでは聴いたことないんです。
万難を排して行きたいと思ってます。
11月に是非行きたい思っています。
レコーディングの現場で聴かれていたとは希有な経験をなさっていらっしゃいますね、羨ましい限りです。
また何か気づく事があれば教えて下さいませ。